男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は16日に行われたグループ・ジョン マッケンローの予選ラウンドロビンで、第1シードの
A・マレー(英国)に逆転で敗れた第5シードの
錦織圭(日本)は、18日に行われる第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)との第3戦を「最近負けているので、嫌なイメージは多少ある」と警戒した。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<錦織はチリッチに7勝5敗と勝ち越しているが、今年だけで見ると2連敗中。直近のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)決勝ではストレートで敗れた。
また、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝でも錦織は敗北を喫している。
王者マレーとATPワールドツアー・ファイナルズの3セットマッチ史上最長の3時間20分の末に逆転負けを喫した錦織は、16日の会見で「回復しなければいけない。自分のテニスは良くなっている。チャンスはあると思うので、体を戻して臨みたい。予選突破の可能性はあります」と意気込んだ。
錦織が今大会で決勝トーナメントに進出するには、マレーが第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)を破った時点で確定する。もしマレーがワウリンカに敗れても、錦織がチリッチを下すと準決勝へ進出する。
錦織とマレーが敗れた場合、錦織の4強入りがなくなる。
マレーとワウリンカは日本時間18日の23時(現地18日の14時)以降、錦織とチリッチは日本時間19日の5時(現地18日の20時)以降に開始予定。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 2勝0敗
(3)S・ワウリンカ 1勝1敗
(5)錦織圭 1勝1敗
(7)M・チリッチ 0勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)
N・ジョコビッチ(セルビア) 3勝0敗
(4)M・ラオニチ 2勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝2敗
(9)
D・ゴファン(ベルギー) 0勝1敗
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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