男子テニスの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード)は11日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの西岡 良仁(ヨネックス)が第5シードの
H・チャン(韓国)に5-7, 4-6のストレートで敗れ、2年連続のベスト4進出とはならなかった。
この試合の第1セット、激しいラリー戦が繰り広げられ、両者一歩も譲らない展開となるも、西岡が第7ゲームで2度目のブレークに成功。しかし、第10ゲームでブレークバックを許すと流れがチャンに傾き、第11・第12ゲームを連取されてこのセットを落とす。
第1セット終了後、西岡はフラストレーションからラケットを数回コートに叩きつける場面も見られた。
続く第2セット、第1ゲームで早くもブレークに成功した西岡だったが、すぐにブレークバックされて振り出しに。その後チャンに2度目のブレークを許し、1時間34分で敗れた。
両者は、2013年のダンロップ・スリクソン・ワールドチャレンジ(日本/愛知県豊田市、カーペット)以来2度目の対戦で、西岡は2連敗となった。
西岡は今大会、1回戦でクォン・スンウ(韓国)、2回戦で吉備 雄也(ノア・インドアステージ)を下しての勝ち上がりだった。
一方、勝利したチャンは準決勝で第4シードの添田 豪(GODAIテニスカレッジ)と対戦する。
現在20歳のチャンは、2014 年からATPチャレンジャーに参戦し、世界ランク51位が自己最高位。2015年4月に韓国人で2人目となるトップ100入りを果たすと、その年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)でグランドスラム本戦初出場、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)では本戦初勝利を飾った。
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