男子テニスで世界ランク704位、ジュニアランキングでは2位の18歳
綿貫陽介が4月にtennis365.netの独占インタビューに応じ、これまでのテニス人生を振り返った。
綿貫陽介は、長男の
綿貫裕介、次男の
綿貫敬介に次ぐ3兄弟の末っ子で、今年からプロとして活動。1月からプロサッカー選手の本田圭佑のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社と契約を締結した。
ジュニア時代から世界の舞台で戦ってきた綿貫に、テニスを始めたきっかけを聞くと「両親がテニスコーチで、兄2人がテニス選手だったので、物心つく前からずっとテニスコートにいるのが当たり前だった。両親と兄2人のおかげです。」と幼い頃から自身の一部としてテニスと向き合ってきた。
自身の武器については「日本だと身長が高い方なのでサーブが良いとか言われるんですけど、海外に行くと僕みたいな身長の選手が沢山いる。むしろ僕は小柄の分類に入ってもおかしくないような存在なので、自分の武器はサーブとフォアハンドと思っていた。けど、それが今はだんだん変わってきている。」
サービスを放つ綿貫陽介
「気持ちの強さや勝ちにこだわる姿勢が今は1番(武器)なのかなと思います。」と冷静に自己分析し、18歳とは思えないような受け答えが印象的だった。
独特なフォアハンドが特徴の綿貫。フォアハンドについて聞くと「よく言われます。くねくねしてるねって。僕はそんな認識はないんですけどね。」と笑顔で話してくれた。
独特のフォアハンドが特徴の綿貫陽介
今までで1番印象に残っている試合は「去年の全日本ジュニアが凄く印象には残ってますね。良い印象ではないんですけど、凄く悔しい想いをしたので。」と綿貫。
昨年8月のダンロップ全日本ジュニアテニス選手権で決勝に進んだ綿貫は、
小林雅哉にフルセットで敗れて準優勝に終わる悔しい敗戦を経験していた。
全日本ジュニアの綿貫陽介
「必死で決勝までいって、最後はもちろん実力不足っていうのもあったんですけど、実力の差がある中で自分の出来ることがあったのではと思うと凄く悔しかった。その後もダブルスの決勝で負けたので精神的にきつかった。凄く印象に残ってます。」と語った。
【綿貫 陽介(わたぬき ようすけ)】■1998年4月12日生まれ(18歳)
■身長178センチ/ 体重62キロ
■右利き
■両手バックハンド
【戦績】■2010年
・全日本ジュニア12歳以下 準優勝
■2015年
・全日本ジュニア18歳以下 準優勝
・スーパージュニア ダブルス 優勝
・全日本選手権 ダブルス 優勝
■2016年
・筑波大学MEIKEIオープン 優勝
・かしわ国際オープンテニストーナメント 優勝
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