男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)に、世界ランク5位の
錦織圭(日本)が第2シードで出場する。錦織の他にも、3連覇と大会8度目の優勝を狙う第1シード
R・フェデラー(スイス)、第3シード
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第4シード
G・モンフィス(フランス)ら強豪が揃う今大会。ツアー9勝を誇る錦織の、芝大会での初タイトル獲得に注目が集まる。
対戦表のボトムハーフ(下半分)に位置する錦織は、1回戦で世界ランク30位の
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。ティエムとは今回が初の対戦。
錦織がシングルスで初戦突破した場合、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場の
D・ブラウン(ドイツ)と対戦する可能性がある。30歳のブラウンは、昨年のゲリー・ウェバー・オープンでは
R・ナダル(スペイン)をストレートで破る金星をあげており、時たま番狂わせを起こす危険な選手としても知られている。
シード勢が順当に勝ち進むと、錦織は準々決勝で第6シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、準決勝で第4シードのモンフィスか第5シードの
T・ロブレド(スペイン)と対戦する組合せ。
一方、対戦表のトップハーフ(上半分)は強豪が固まっており、第1シードのフェデラーは1回戦では地元
P・コールシュライバー(ドイツ)と顔を合わせる。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝では芝を得意とする第7シードの
B・トミック(オーストラリア)、準決勝では第3シードのベルディヒか第8シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)のどちらかと対戦する組合せ。
カルロビッチとの準決勝の場合は、厳しい試合になることは間違いない。長身211センチから繰り出されるサービスは角度があり、威力も抜群。今年のカタール・オープンでは世界1位
N・ジョコビッチ(セルビア)を破ったほどである。
そして決勝へ勝ち進めば、ボトムハーフの勝者とタイトル獲得をかけて対戦。それが第2シードの錦織であれば、昨年の準決勝と同カードとなる。
また、今大会の予選2試合を勝ち抜いたのは
J・ニエミネン(フィンランド)、
R・ベランキス(リトアニア)、
A・ファリャ(コロンビア)、
L・ラコ(スロバキア)の4選手が本戦入りを果たした。ニエミネンは予選2回戦で
伊藤竜馬(日本)をストレートで破り、本戦入りを決めている。
※選手名の左の数字はシード数、WC…主催者推薦、QF…予選勝者、LL…ラッキールーザー、PR…プロテクトランキング
>>ゲリー・ウェバー・オープン対戦表<<
■関連ニュース■
・錦織より下の世代が脅威・錦織「時差ボケ治したい」・ツォンガ「錦織素晴らしい」
■最新ニュース■
・優勝ナダル「本当に嬉しい」・厳しい組合せのフェデラー・錦織 初戦勝てば危険な相手か