テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、地元期待の第14シードの
JW・ツォンガ(フランス)が第5シードの
錦織圭(日本)を6-1, 6-4, 4-6, 3-6, 6-3のフルセットで下し、大会2度目のベスト4進出を決めた。試合後ツォンガは、錦織を称賛した。
序盤から錦織を圧倒していたツォンガだったが、錦織の猛攻により2セットアップから2セットオールへ追いつかれた。
しかし地元の声援を味方につけるツォンガは、勝敗を決める第5セットで再び武器である強烈なサービスを叩き込む。そして、錦織のサービスゲームである第4ゲームでブレークに成功。以降はブレークバックを許さず、全仏オープン自身2度目の準決勝進出を決めた。
試合を通して10本のサービスエースと44本のウィナーを決めたツォンガは「本当に嬉しい。とてもタフな試合だった。彼(錦織)は素晴らしい反撃をしてきた。」と、ツォンガは錦織を称賛。
加えて「けど、頭を下げずに戦い続けたんだ。」と、最後は精神面で負けないようにしていたことを明かした。
試合直後にツォンガはコートに“Roland, je t'aime”(アイラブユー、ローランギャロス)と書いて観客への感謝の気持ちをあらわすと同時に、そこに大の字に寝転がり勝利の喜びを表現した。
勝利したツォンガは決勝進出をかけて、第2シード
R・フェデラー(スイス)との同胞対決を6-4, 6-3, 7-6 (7-4)のストレートで制した第8シード
S・ワウリンカ(スイス)と準決勝で対戦する。
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