テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は7日、男子シングルス決勝が行われ、第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)が世界ランク1位で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を4-6, 6-4, 6-3, 6-4の逆転で勝利し、全仏初制覇を成し遂げた。
準々決勝で同胞の世界ランク2位
R・フェデラー(スイス)、準決勝では地元フランス
JW・ツォンガ(フランス)を破って決勝に進出したワウリンカ。世界ランク1位のジョコビッチとは全仏初タイトルを懸けた対決となった。
第1セットを落としたワウリンカであったが、時速200キロを超えるサービスやパワフルなフォワハンド、そして緻密なバックハンドでジョコビッチの2倍となる60本ものウィナーを記録し、セットカウント3-1で勝利をおさめた。
試合後、ワウリンカは「生涯のベストマッチの1つとなった。ヨネックスファミリーの一員として、2度目のグランドスラム優勝を飾ることが出来て本当に嬉しい。3度目の優勝を目指してこれからも頑張るよ」とコメントし、優勝を噛みしめながらもその目はすでに先を見据えていた。
また、今大会海外で大きな反響を呼んでいるワウリンカ着用のハーフパンツについては「僕は気に入っているよ。オンリーワンだからね」と笑顔でコメントした。
8日付のATPランキングでは、日本のエース
錦織圭(日本)を抜き、前回から5つ上げて4位に浮上した。
>>世界ランキング<<反響を呼んだハーフパンツを着用するワウリンカ
■関連ニュース■
・初Vワウリンカ 短パンが話題・スタン「人生のベストマッチ」・錦織 ワウリンカに抜かれる
■最新ニュース■
・ジョコ「スタン止められず」・錦織「自分が許せなかった」・全仏準V 念願のTOP10入り