男子テニスのマスターズ大会、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は21日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードの
A・マレー(英国)を6-2, 6-3のストレートで下し、大会2連覇まであと1勝とした。
両者は今回が25度目の対戦となり、ジョコビッチはマレーとの対戦成績を17勝8敗とリードを広げた。
ジョコビッチとマレーは、今年の全豪オープンの決勝でも対戦しており、その時はジョコビッチが勝利して優勝を飾った。
《全豪オープン時の記事はこちら》この試合、第1セットの第2ゲームからブレークに成功したジョコビッチは、第7ゲームで1度ブレークバックを許すも最後マレーのフォアハンドが大きくアウトして第1セットを先取。
ジョコビッチはファーストサービスが入った確率が試合を通して58パーセントと高くはなかったが、ドロップショットや前に出てきたマレーの頭上を越すロブなど、前後左右に展開して最後はマレーのバックハンドがネットにかかり決勝進出を決めた。
決勝でジョコビッチは、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。
ジョコビッチとフェデラーは昨年同大会の決勝でも対戦しており、その時はジョコビッチが逆転勝利で大会3度目の優勝を飾った。
《昨年同大会の決勝はこちら》しかし、先日行われたドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子では、決勝で対戦するもジョコビッチが敗れており、今回はジョコビッチにとってドバイで敗れた時のリベンジ戦で38度目の対戦となる。
一方、敗れたマレーは、今大会の準々決勝で第12シードの
F・ロペス(スペイン)に勝利したことによりキャリア通算497勝目をあげ、
T・ヘンマン(英国)を抜きオープン化以降イギリス人選手最多勝利を記録していたが、今回ジョコビッチに敗れて498勝目とはならなかった。
《マレー ヘンマン抜き記録更新》
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