男子テニスのマスターズ大会、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は19日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
A・マレー(英国)が第12シードの
F・ロペス(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、6年ぶり2度目のベスト4進出を決めた。
マレーのサービスで始まったこの試合、第1セットでマレーはロペスにブレークチャンスを与えること無く、第4ゲームでブレークに成功し先取する。
第2セット第1ゲームでマレーは3度目のチャンスでブレークに成功すると第4ゲーム、マレーは15-40とこの試合初めてブレークチャンスを与えると、テンポを落としたラリー戦でロペスのミスを誘いピンチをしのぐ。
ピンチをしのいだ後の第5ゲーム、マレーはフォアハンドのリターンエースをクロスに決め、最後はネットにつめたロペスに対し鮮やかなロブで抜き去り2度目のブレークに成功する。
マレーがサービスの第8ゲーム、15-40の場面でマレーはフォアハンドの逆クロスをアウトしブレークを許す。
第9ゲームではフォアハンドのパッシングショットを決めマッチポイントを掴むも活かせず、第10ゲーム、サービング・フォー・ザ・マッチを迎えると最後はファーストサービスを決めラブゲームキープし1時間32分で勝利した。
両者は10度目の対戦となり、マレーはロペスに10戦全勝している。
勝利したマレーは準決勝で第32シードの
B・トミック(オーストラリア)の棄権により、戦わずに勝ち進んだ第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
マレーとジョコビッチは25度目の対戦となり、これまでの対戦成績は8勝16敗でマレーが負け越している。マレーがジョコビッチに最後に勝利したのは2013年のウィンブルドン決勝までさかのぼり、現在5連敗中。
《マレー 2013年ウィンブルドン優勝》直近の対戦は今年の全豪オープン決勝で、マレーが第2セットで追いつく健闘をみせたが敗れている。
《マレー vs ジョコビッチ 2015年全豪オープン決勝》同大会初優勝を狙うマレーはこれまでの最高成績を2009年の準優勝としており、その時は準決勝で
R・フェデラー(スイス)を下すも決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れている。
また、マレーはこの勝利により通算497勝目をあげ、
T・ヘンマン(英国)を抜きオープン化以降イギリス人選手最多勝利を記録した。
46人目となる500勝まであと3勝とした。
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