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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)に第4シードでエントリーしているR・フェデラー(スイス)は、6日に出産した妻のミルカ夫人などの多大なサポートのお陰で今大会への復帰が果たせたと、早い復帰の理由を語った。
ミルカ夫人や共にツアーを回るチームに相談したフェデラーは「皆、すぐにここへ来て試合をするべきだって言ってくれたんだ。だから“OK、常にそばにいなくても大丈夫なら、試合へ行こう”って思ったんだ。まあ、そんな感じさ。」と、13日に行われたインタビューで語った。
火曜日に双子の息子が誕生したフェデラーは「全ては順調に行っている。息子達も健康だし、ミルカも良好なんだ。だから今、私達の人生は最高の時を迎えているんだ。」と気持ちを伝えていた。
続けて「男の子の名前は難しい。決まったのもやっとだった。女の子は良い名前がたくさんあると思う。その全てが可愛らしいものだけど、男の子はと言うと全く違うんだ。」と、息子にレオとレニーと名付けた時の苦労話も明かしていた。
「もうすでに赤ちゃん達に会いたくて仕方ないんだ。もちろん娘達にもね。いつもの大会とはちょっと違うけど、何とか戦い続けて、こんな状況の中でも良いテニスが出来る事を願うよ。」と、率直な気持ちと大会への意気込みを加えていた。
双子の娘のミラ・ローズちゃんとチャーレン・リバちゃんは7月5日に5回目の誕生日を迎える。
「毎年この時期にツアーを回りながらどうやって子供達を扱うかやっと分かって来たような気がする。これからもそれがとても大変な事だって分かっているが、同時に自分も夢中になっている事にも気付いている。だから、とても楽しみにしている事でもあるんだ。」とフェデラーは子煩悩な一面も覗かせた。
そして「テニスを引退したら、世界を回ったりしない生活が長く続くだろう。だから、こうしてツアーを回っているようなこれからの数年間を楽しみにして行きたい。」と、引退までの現役生活への思いも述べていた。
フェデラーはクレーシーズン最初の大会となったモンテカルロ・マスターズでは準優勝を飾り、幸先の良いスタートを切っていた。今週の大会は、5月25日から始まる全仏オープンへ最後の調整への鍵となる大会。
「自分自身からは多くを期待しているが、出産を挟んだ事で、ここへはちょっとのんびりした気持ちで来ている。だから楽しめればと思う。クレーシーズンは、とても良いスタートが切れたから、自分自身にとってそれを維持出来たらと望んでいる。」
「長すぎる休暇は取りたくなかった。ここで5試合しようと、1試合で終わってしまおうとそれは関係ない。ただツアーを回る事への流れを保てるならね。もちろん、最初の試合には勝利したいけど、現時点では優先的に考える事が全く違うんだ。」と、大会やツアーへの思いを語りながらも、家族優先でいる自身の気持ちを素直にコメントしていた。
今大会は上位シード8選手は1回戦が免除されているため、フェデラーは初戦となる2回戦で世界ランク47位のJ・シャーディ(フランス)と14日に対戦する。
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