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男子テニスツアーのロジャーズ・マスターズ(カナダ/モントリオール、賞金総額300万ドル、ハード)は11日にシングルス2回戦4試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が主催者推薦のF・ニーマイヤー(カナダ)を7-6 (7-3), 6-4のストレートで下し、父親となっての初勝利を飾った。
今大会は上位8シード選手は2回戦からの登場となっているため、この日の試合がフェデラーにとって、ウィンブルドン決勝でA・ロディック(アメリカ)との死闘を制して以来、初の公式戦となった。先月、奥さんのミルカさんが双子の娘を出産していたため、同時に父親としての初の試合ともなった。
この日の試合では、対戦相手の33歳のニーマイヤーが今季限りでの引退を表明しているため、地元ファンからの声援を受け、第1セットはタイブレークへもつれる接戦となった。しかし、現在世界ランクが487位まで落ちているニーマイヤーは、そこでダブルフォルトを犯すなど第1セットを物にすることができず、そのまま第2セットはフェデラーに主導権を握られストレートで敗退する結果となってしまった。
両者は11年前、ツアー下部大会で1度対戦があり、その時もフェデラーがフルセットで勝利していた。「彼(ニーマイヤー)はとても良い人なんだ。現役を引退するのは悲しいことだけど、彼は幸せそうだから、今後も幸運を祈るよ。前回の対戦は観客が2、3人しかいない下部大会だった。外は雪が降っていたのを覚えている。その11年後に、こうして満員のモントリオールの会場で戦っているんだ」と、フェデラーは感慨深げだった。
ニーマイヤーも「会場の雰囲気は最高だった。この試合がここでの最後の試合となってしまった。でも出せる力の全てを出せたよ。最後なのは残念だけど、後悔はない。瞬間、瞬間をエンジョイできた」と、負けはしたものの満足感を味わっていた。
3回戦でフェデラーは、第16シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)を6-3, 6-4で下したA・ゴルベフ(カザフスタン)とS・ワウリンカ(スイス)の勝者とベスト8入りを懸けて戦う。
その他、第3シードのA・マレー(英国)がJ・シャーディ(フランス)を6-4, 6-2で、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)もP・ポランスキー(カナダ)を6-4, 7-6 (8-6)で、第8シードのN・ダビデンコ(ロシア)もP・H・マチュー(フランス)を7-6 (7-4), 7-6 (7-2)と、いずれもストレートで下して3回戦へ駒を進めた。
マレーはL・ヒューイット(オーストラリア)を6-1, 6-4で退けたJ・C・フェレーロ(スペイン)と第13シードのG・モンフィス(フランス)の勝者と、ジョコビッチは予選勝者のJ・レヴィン(アメリカ)を6-3, 6-4で倒したJ・アイズナー(アメリカ)とM・ヨージニ(ロシア)の勝者と、ダビデンコは予選勝者のM・ラオニックを4-6, 7-6 (8-6), 6-4の逆転で破った第11シードのF・ゴンサレス(チリ)とI・カルロビッチ(クロアチア)を4-6, 7-6 (7-3), 6-4で振り切ったT・ハース(ドイツ)の勝者と8強入りを懸けて3回戦で顔を合わせる。
この日行われた1回戦残りの試合結果は以下の通り。
F・ベルダスコ(スペイン) (10) ○-× F・ロペス(スペイン), 6-1, 6-7 (5-7), 6-1
T・ロブレド(スペイン) (15) ○-× A・ボゴモロフJR(アメリカ), 6-4, 6-2
J・ヘルニチ(チェコ共和国) ○-× J・ベネトー(フランス), 6-2, 6-3
A・ファリャ(コロンビア) ○-× D・セラ(イスラエル), 6-4, 3-6, 6-3
V・ハネスク(ルーマニア) ○-× J・メルツァー(オーストリア), 6-4, 6-3
P・コールシュライバー(ドイツ) ○-× T・ベルディフ(チェコ共和国) (17), 7-6 (7-5), 6-7 (9-11), 6-4
D・フェレール(スペイン) ○-× V・トロイキ(セルビア), 6-3, 6-0
今大会の優勝賞金は44万3500ドル。
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