男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、ハード)は12日、シングルス2回戦が行われ、2連覇を狙う第1シードの
錦織圭(日本)が世界ランク88位の
B・ベッカー(ドイツ)を6-4, 6-4のストレートで下し、危なげなくベスト8進出を果たした。
今大会の上位4シード選手は1回戦を免除されているため、錦織は2回戦からの登場。
この試合、錦織は自身のサービスゲームで3度のブレークを許すも、ベッカーのサービスゲームでは8度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、8強入りを決めた。
準々決勝で錦織は、
A・ボゴモロフJR(ロシア)と対戦する。
《錦織が勝利した場合、準々決勝は世界96位<アメリカ国際インドアテニス選手権>》ボゴモロフJRは1回戦で第6シードの
S・クエリー(アメリカ)、2回戦で
R・ハリソン(アメリカ)を下し、ベスト8進出を決めている。
30歳のボゴモロフJRは、これまでツアー優勝の経験はなく、世界ランキングの自己最高は2011年に記録した33位。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は準決勝で第3シードの
L・ヒューイット(オーストラリア)と対戦する可能性がある。
昨年のアメリカ国際インドアテニス選手権で錦織は
I・マルチェンコ(ウクライナ)、
D・ヤング(アメリカ)、
M・チリッチ(クロアチア)、
M・マトセビッチ(オーストラリア)、
F・ロペス(スペイン)を下し、ツアー3度目のタイトルを獲得しており、今年は大会2連覇を狙う。
一方、錦織に敗れた32歳のベッカーは、2006年の全米オープン3回戦で
A・アガシ(アメリカ)を破り4回戦へ進出。また、アガシはベッカーとの試合が現役生活で最後の試合だった。
《さようなら、アガシ、現役最終戦は感動のるつぼに》【錦織圭 アメリカ国際インドアテニス選手権 戦歴】
<2013年>
・1回戦 勝利 I・マルチェンコ 6-4, 7-5
・2回戦 勝利 D・ヤング 6-3, 6-3
・準々決勝 勝利 M・チリッチ 6-4, 6-2
・準決勝 勝利 M・マトセビッチ 6-4, 途中棄権
・決勝 勝利 F・ロペス 6-2, 6-3
<2011年>
予選1回戦 勝利 A・ボゴモロフJR 2-6, 6-4, 6-3
予選2回戦 敗退
J・ハイェク(チェコ共和国) 3-6, 1-6
<2009年>
・1回戦 敗退
M・バグダティス(キプロス) 5-7, 3-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利
Al・クズネツォフ(アメリカ) 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退
B・レイノルズ(アメリカ) 2-6, 0-3, 途中棄権
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