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女子テニスツアーの最終戦であるコモンウェルス・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ブルガリア/ソフィア、ハード、賞金総額75万ドル)は日曜日に決勝戦を行い、第2シードのN・ペトロワ(ロシア)が第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を6-2, 6-1のスコアで一蹴し、今季3度目の優勝を飾った。
30歳になったペトロワは各セットでウォズニアキのサービスを2度ずつブレーク、また得意とする強力なサービスとストロークで試合開始当初から主導権を握った。
試合後、ペトロワは「このソフィアの地で優勝してシーズンを締めくくることができて最高の気分。イスタンブール(WTAチャンピオンシップ)ではダブルスで優勝もできたしね。」と、話した。ペトロワはウォズニアキを苦手としており、過去4度の対戦ではいずれも敗れていた。
また、ペトロワは「昨夜のR・ビンチ(イタリア)戦の後、回復するのに十分な時間はないと感じていた。でもできる限りのことをやったら、今日は素晴らしい目覚めだった。今季最後の試合だからできることは全てやらなくては、と考えていた。」
加えて「決勝に至るまで長時間の試合が何度かあったのでストレート勝ちをしなくては、と思った。タンクにエネルギーがそれほど残っていなかったから、スマートにプレーして長いラリーにしないように努めたの。キャロリーン(ウォズニアキ)は動きが良くて安定している選手。だから色々なショットを織り交ぜて彼女に考えさせるようにし、予測しにくいようにしたのが功を奏したみたいね。」
最後に「キャロリーンは今週、素晴らしいプレーをしていた。」と述べ、対戦相手を称えた。
ウォズニアキは第2セットの途中でメディカルタイムアウトをとっており、体に問題を抱えていたようだ。そして、今のウォズニアキはオフシーズンを楽しみにしている。「今日は全てがうまくいかなかった。でもこれから休暇に入り、来シーズンに向けてエネルギーを満タンにしてくるわ。」
2006年に世界ランク3位を経験しているペトロワは今シーズン、復調の兆しをみせており、今季はオランダと東レPPOで優勝、ランキングも13位にまで戻している。今回の優勝で月曜日に発表される最新の世界ランキングでは12位になる見通し。
今回の優勝でWTAツアー13度目の優勝を飾ったペトロワは、優勝賞金27万ドルを獲得した。
今大会はWTAツアーのカレンダー上でシーズン最後の大会となっている。今大会は今季少なくとも1勝している選手の中でWTAチャンピオンシップに出場できなかった上位6人の選手、ならびにワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している2人の合計8人の選手によって争われた。
今大会は来年、再来年とこのブルガリア・ソフィアの地で開催される。過去3年はインドネシアのバリで開催されており、その際にはワイルドカードでクルム伊達公子(日本)も出場していた。
(翻訳/森田系太郎)
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