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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額469万4969ドル、ハード)は13日、シングルス3回戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第26シードのM・グラノジェルス(スペイン)との同胞対決を6-1, 6-4のストレートで制し順当に4回戦進出を決めた。同じスペイン出身で第5シードのD・フェレール(スペイン)は敗退する結果となった。
世界ランク2位のナダルは、第1セットでは自身のサーブでは1度もブレークポイントをグラノジェルスに握らせず、2度のブレークをグラノジェルスから奪う完ぺきなプレーでそのセットを先取。
第2セットでもナダルは、2度訪れたブレークピンチを切り抜けると、グラノジェルスから1度ブレークを奪うと1時間27分のストレートで順当に4回戦進出を決めた。
「第1セットは、特にフォアハンドで上手く展開する事ができ、ミスも少なかった。第2セットはミスが増えてしまった。優勝するためには、第1セットのようなプレーをする必要がある。」と、ナダルは試合後に自身のプレーを反省していた。
ナダルは4回戦で、第21シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)と準々決勝進出を懸けて対戦する。この日ドルゴポロフはM・バグダティス(キプロス)を6-4, 5-7, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同じスペイン出身で世界ランク5位のフェレールは、今季出場4大会中3大会で優勝を飾るなど好調を維持していたが、この日はD・イストミン(ウズベキスタン)の前に4-6, 3-6のストレートで敗退、今季2敗目を喫し、早くも大会を去る結果となった。
同51位のイストミンは、第1セットでは1度フェレールに握られたブレークポイントをしのぐと、フェレールのサーブを1度ブレークして第1セットを奪う。第2セットに入っても本来のプレーを取り戻せないフェレールは、1度ブレークをイストミンから奪うものの、3度のブレークをイストミンに許してしまい、わずか74分のストレートで敗退してしまった。
フェレールは「今日はあまり良い試合をすることが出来なかった。今日の彼(イストミン)は素晴らしかった。彼の方が良いプレーをしていたし、今日はまさに彼が勝者です。」と、対戦相手のイストミンを称賛していた。
25歳のイストミンは、これが自身初となるマスターズ1000大会での4回戦進出となった。ベスト8入りを懸けて第19シードのF・ベルダスコ(スペイン)を6-2, 7-6 (8-6)で倒した第9シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。
デル=ポトロは「ベルダスコはとても難しい対戦相手。大きな大会の序盤で対戦する時は特にね。彼はとてもタフで危険な選手だけど、今日は良い試合をすることが出来た。第2セットはラッキーだった。5本ものセットポイントを握られたけど、それを何とかしのいで、タイブレークでは彼のダブルフォルトでマッチポイントが訪れた。その幸運をしっかり生かす事が出来た。」と、試合を振り返り運も味方に付けていた。
その他、第3シードのR・フェデラー(スイス)は第27シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-7 (4-7), 6-2, 6-4で退けて順当に4回戦へ進んだ。
第1セットこそ、強烈なサーブを武器とするラオニチに苦しんだフェデラー。そのセットをタイブレークの末に落とすと、第2セットから調子を上げて、第2セットでは2度、勝敗のかかる第3セットでも1度のブレークをラオニチから奪い、その試合1度もラオニチに自身のサーブでのブレークを許さなかったフェデラーが、2時間7分で勝利を飾った。
フェデラーは4回戦でT・ベルッチ(ブラジル)と対戦する。この日ベルッチは、N・ダビデンコ(ロシア)との3回戦を行う予定だったが、試合開始前にダビデンコが体調不良により棄権を申し入れていたため、ベルッチが不戦勝で4回戦へ駒を進めている。
その他の試合では、第6シードのJW・ツォンガ(フランス)が第28シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)を6-7 (2-7), 6-3, 6-2の逆転で、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)が第10シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)を6-3, 3-6, 6-3のフルセットで下した。4回戦ではツォンガとナルバンディアンがベスト8入りを懸けて戦う。
今大会の優勝賞金は100万ドル。
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