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男子テニスツアーのタイ・オープン(タイ/バンコク、賞金総額60万8500ドル、ハード)は29日、シングルス1回戦8試合が行われ、今季限りでの引退を表明している第7シードのF・サントロ(フランス)が2度のマッチポイントを握るも勝ち切れず、E・コロレフ(ロシア)に6-4, 6-7 (4-7), 6-7 (7-9)の接戦の末に敗れ、初戦で姿を消した。
世界ランク39位のサントロは、177cmと小柄ながらも、コースをつくサーブで13本のサービスエースを記録するなど安定したサービスゲームを見せたが、コロレフも15回握られたブレークポイントを12回しのぐなど粘りを見せ、2時間48分にも及ぶ逆転劇を制し2回戦へ進んだ。
今月36歳になったサントロは、今シーズン限りでコートを離れるため、出場試合は残すところあと数試合となった。勝ったコロレフは2回戦で主催者推薦のD・ウドムチョク(タイ)を6-4, 6-3で下したR・ジネプリ(アメリカ)と対戦する。
サントロと同じく今季限りでの引退を表明しているM・サフィン(ロシア)は、第5シードのP・ペッツシュナー(ドイツ)と対戦。6-2, 3-6, 6-1のフルセットで倒し、元世界ランク1位の実力を見せつけた。勝敗を決める第3セットではサーブが絶好調で、ペッツシュナーに1度もブレークポイントを握らせず、逆に2度のブレークを奪い、2回戦へ進んだ。
「この勝利は、本当に嬉しい勝利だった。」と語るサフィンは、USオープンでも初戦敗退を喫するなど、ウィンブルドン以降は3勝5敗と精彩を欠いており、その喜びもひとしおだった。2回戦では、予選勝者同士の試合を制したM・キウディネッリ(スイス)と対戦する。キウディネッリはF・マイヤー(ドイツ)を6-3, 6-3で下しての勝ち上がり。
その他、第6シードのJ・メルツァー(オーストリア)はM・ダニエル(ブラジル)を6-3, 6-2と危なげなく退け、B・ベッカー(ドイツ)を4-6, 7-6 (7-4), 6-3の逆転で破った主催者推薦のM・イルハンとの2回戦へ進んだ。S・デヴバーマンを7-6 (9-7), 6-2のストレートで下したE・ガルビス(ラトビア)は、第1シードのJW・ツォンガ(フランス)と2回戦を行う。E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)を7-5, 7-6 (7-1)で倒したA・ベック(ドイツ)はラッキールーザーのD・ヤング(アメリカ)と2回戦で顔を合わせる。ヤングは第3シードのS・クエリー(アメリカ)が月曜の夜に負った右腕の負傷により、出場を辞退したことでの本戦入りとなった。
今大会の優勝賞金は、10万100ドル。
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