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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会14日目の13日、男子シングルス準決勝が行なわれ、大会6連覇を目指す第1シードのR・フェデラー(スイス)が、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-3), 7-5, 7-5のストレートで下し、決勝に進出した。
2005年のウィンブルドンから、グランドスラム18大会中17度目の決勝進出を果たしたフェデラーは、決勝で第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。フェデラーがもし今大会に優勝すれば、オープン化以降で初の今大会6連覇を達成するだけでなく、グランドスラムのシングルス最多勝記録を16に伸ばす。
この日の試合のハイライトは、第3セット第12ゲームに訪れた。フェデラーがゲームカウント6-5とリードして迎えたジョコビッチのサービスゲーム、フェデラーは0-30とし勝利まであと2ポイントとする。
このポイントでジョコビッチが放ったドロップショットに対し、フェデラーがネットにつめ返球すると、今度はジョコビッチがロブでフェデラーをベースラインに走らせる。ボールに追いついたフェデラーは、ここで股抜きショットを選択、ボールは見事な軌跡を描きネットを超えると、そのままクロスコートへのウィナーとなった。
試合後の会見で「人生で最高」とフェデラー自身が評したショットを、ただ眺めることしか出来なかったジョコビッチはその場で立ち尽くし、笑みを浮かべるのが精一杯。続くジョコビッチのサーブに対し、ダウンザラインにリターンエースを決めたフェデラーが、2時間34分でスーパーショットが生まれた試合に幕を下ろした。
マッチポイントをフェデラーにもたらした股抜きショットは、世界ランク1位のフェデラーも練習を積み重ねていた。「実際、たくさん練習したよ。だけど役に立ったことはなかったね。だから人生で最高のショットになったんだと思うよ。」
一方、「良くやったとしか言えないね。」と語ったジョコビッチは続けて「運なんて言葉は使いたくないけど、今日はツキがなかった。それが少しガッカリしている理由さ。」と試合を振り返った。
今大会での連勝記録を40に伸ばしたフェデラーは、これで通算21度目となるグランドスラム決勝進出を果たした。これは、もちろん男子シングルスでの最多記録となる。また、今年7月に双子をもうけたフェデラーは、父親として初のメジャー優勝に王手をかけた。「今はとてもリラックスしている。どうなるかは明日になれば分かること。この調子でいけたら良い。父親として最初のグランドスラム・タイトルが手に入れば、素晴らしいことだね。」と、決勝への意気込みを語った。
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