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(スイス、チューリッヒ)
チューリッヒ・オープン(賞金総額134万ドル、ティア1)は金曜日準々決勝が行われ、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が予選勝ち上がりの地元期待T・バシンスキー(スイス)を6-4, 6-3のストレートで下し、見事準決勝進出を決めた。
今季全米オープンを制したシャラポワは、先週のモスクワの大会の途中で右足を負傷、大会途中で棄権に追い込まれていた。しかし今週はその影響を思わせないプレーで、まだ1セットも落としていない。試合後シャラポワは、「バシンスキーはいいプレーをしていて、特にセカンドサーブがよかった。」と語った。「でもチャンスの場面ではうまく彼女にプレッシャーをかけることができたと思う。昨日よりも着実に自分のプレーはよくなっているし、これからまだよくなると思う。」と、優勝へ向けてさらにレベルアップをはかる意気込みを見せた。
一方敗れた17歳のバシンスキーは、「シャラポワをテレビではよく見ていたから、どうしてもそれを意識してしまったわ。」と語った。「彼女は私の憧れだから、同じコートに立ててうれしかった。試合では大事なポイントでの経験の差がものを言ったと思うけど、今週の体験から何か学べると思う。」と敗れはしたものの満足な様子だった。
シャラポワは準決勝でK・シュレボトニック(スロベニア)と対戦する。シュレボトニックはノーシード勢対決となった準々決勝で、キリレンコを6-3, 6-2で下した。シュレボトニックは木曜日に第4シードE・デメンティエワ(ロシア)を下し、8強入りを決めていた。
ドローのトップハーフでは、第3シードS・クズネツォワ(ロシア)が第5シードM・ヒンギス(スイス)を6-1, 1-6, 6-3で下し、こちらも準決勝に駒を進めた。惜しくも敗れたヒンギスは、「昨年一昨年と、チューリッヒ・オープンでは裏方として働いていたの。でもコートでプレーする方が楽しいわ。3年のブランクを経てベスト8入りできたのは上出来だと思う。会場の観客の皆さんのサポートには感謝しているし、来年以降はもっといい成績を残したい。」と、力強く語った。ヒンギスは今大会では2000年に優勝している。
勝ったクズネツォワは準決勝でD・ハンチュコバ(スロバキア)と対戦する。ハンチュコバは第1シードのA・モレスモ(フランス)が右肩の炎症で木曜日に棄権したため、不戦勝で4強入りを決めている。ハンチュコバは、ティア1の大会では2002年8月以来の準決勝進出で、そのときはモレスモに敗れていた。
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