スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれているローレウス世界スポーツ賞を主催するローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーは27日に公式サイトを更新し、男子テニスで世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が今年3月に発表される第26回の同賞にノミネートされないと声明を出した。
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同賞は前年にスポーツ界で活躍した個人及び団体を選出して称える賞で、スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれている。
シナーはこれまで同賞の受賞はないが、男子テニス界では、N・ジョコビッチ(セルビア)が2012年、2015年、2016年、そして2024年に受賞している。シナーは昨年、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)などを制覇。今回のローレウス世界スポーツ賞においても、受賞までは不明だが、ノミネートは確実視されていた。
しかし、シナーは現在禁止薬物の陽性により3ヵ月の出場停止処分を受けており、今年5月4日までツアーを含むすべての大会に出場することができない状態に。ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーはこの状況をみて、会長であるショーン・フィッツパトリック氏の声明を掲載した。
「ローレウス・アカデミーの協議の結果、本年度のローレウス世界スポーツ賞にノミネートされていたヤニック・シナー選手のノミネートは取り下げられることが決定しました。私たちは、この件と関連する世界的な団体の決定を追った結果、情状酌量の余地のある状況に留意しつつも、3ヵ月間の出場禁止処分はノミネートに不適格なものとするものであると判断しました。ヤニックと彼のチームにはその旨を伝えてあります」
来月3日に今年度のローレウス世界スポーツ賞ノミネートが発表される予定だったが、一足早く、シナーはその候補から漏れることが決定した。
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