男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は日本時間27日(現地26日)、シングルス2回戦が行われ、第1シードのA・ズベレフ(ドイツ)は予選勝者で世界ランク83位のL・ティエン(アメリカ)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
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27歳で世界ランク2位のズベレフは同大会に過去6度出場しており、昨年は初戦敗退となったが、2021年には決勝でS・チチパス(ギリシャ)を破って優勝を飾っている。
1回戦では世界ランク33位のM・アルナルディ(イタリア)をフルセットの末に破り、辛勝で初戦突破を決めていたが、2回戦ではファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が68パーセントに留まると、セカンドサービス時には33パーセントに低下。6度のブレークポイントをティエンに握られると、そのうち3度ブレークを許し、1時間28分で完敗となった。
勝利した19歳のティエンは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦でD・メドベージェフを下す金星をあげており、2ヵ月連続でトップ10プレーヤーを撃破しての躍進となった。
準々決勝では第8シードのT・マハツ(チェコ)と対戦する。マハツは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク76位のD・アルトマイヤー(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日行われた2回戦では第2シードのC・ルード(ノルウェー)と第3シードのT・ポール(アメリカ)が試合前に棄権を表明したほか、第4シードのH・ルーネ(デンマーク)はB・ナカシマ(アメリカ)との試合中に途中棄権。第5シードのB・シェルトン(アメリカ)はD・ゴファン(ベルギー)にストレート負けを喫するなど、一夜にしてトップ5シードがドロー表から消える珍しい事態となった。
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