男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、ATP500)は26日、シングルス2回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して出場している世界ランク186位のM・チリッチ(クロアチア)が同27位のA・ポピリン(オーストラリア)を5-7, 6-3, 6-4の逆転で破り、ベスト8進出を果たした。
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36歳で元世界ランク3位のチリッチが同大会に出場するのは3年ぶり7度目。最高成績は2009年と2010年のベスト8となっている。
1回戦では第2シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を6-2, 3-6, 6-3のフルセットで下し初戦突破を飾るとともに、今季マッチ初白星をあげたチリッチ。2回戦では強烈なサービスを放つポピリンとの激突となった。
2回戦、第1セット序盤は互いにリターンゲームでチャンスを作り出すことができずに終盤に入るも、ワンチャンスをものにされたチリッチが先行を許す。それでも第2セットからリターンのタイミングが合ってくると、1度ブレークに成功しセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、ポピリンに5度のサービスエースを決められながらも1度のチャンスをいかしブレークを奪ったチリッチは、サービスゲームで1度もブレークポイントを与えることなく2時間14分の接戦を制した。
優勝を果たした昨年9月の杭州オープン(中国/杭州、ハード、ATP250)以来となるツアー8強入りを決めたチリッチは、準々決勝で世界ランク21位のF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは2回戦で同38位のN・ボルジェス(ポルトガル)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのD・メドベージェフ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)らがベスト8へ駒を進めた。
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