男子プロテニス協会のATPは11日に公式サイトを更新し、大会で使用するボールの各シーズン内での統一を進めていくと掲載した。
>>望月 慎太郎vsマンデー 1ポイント速報<<ATPは今季から、各大会毎に使用するボールの選定を行っていた従来の形式を変更し、ATPと大会が協力してボールを選定することで各シーズン内でのボールの統一を進めている。
これまで、大会毎に使用球が違うことで怪我の原因になっていると選手から不満の声がしばしば上がっていたが、今回の改革によりこの問題を解消し、選手のパフォーマンスを向上させる狙いがある。
今季はすでに、2月のヨーロッパの室内コートシーズンや、2月と3月のアメリカシーズン、そしてヨーロッパのクレーコートシーズンでボールの統一が実施され、今後さらに使用球の統一が進んでいく予定。既存の契約も存在することから、完全な統一は2027年までに実現する見込みとなっている。
さらに、ATPは使用球の統一と並行して、選手の意見を聞きボールの品質改善にも努めていくとしている。
ATPの最高スポーティング責任者である
R・ハッチンス(イギリス)は、今回の動きについてコメントを発表した。
「ボールの中央管理は長年にわたりATPの優先事項だった。今年は中央管理する初めての年であり、その成果は明らかだ。一貫性の向上、変更の減少、そして最終的には選手にとって毎週よりスムーズな体験を提供し、ファンにとってより良いものを提供することが実現した」
「しかしながら、一貫性だけでは不十分であることも理解している。だからこそ、専門家の意見を取り入れ、選手からの継続的なフィードバックを中心に据えながら、仕様と認証基準を積極的に見直している。2023年以降、ツアーレベルで3,500人以上の選手を対象としたアンケート調査からフィードバックを集めてきた。これは私たちにとって重要なポイントであり、これまでの進歩を推進する上で鍵となる協力関係を築いてきたトーナメントパートナーとボールサプライヤーの皆様に深く感謝している」
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証
■関連ニュース
・アルカラス、錦織 圭に「憧れある」・世界1位 波紋発言を釈明・西岡 良仁 直近7大会で6度目の棄権■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング