男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)は29日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク634位の
F・ロペス(スペイン)は世界ランク48位の
Y・ハンフマン(ドイツ)に2-6, 4-6のストレートで敗れて4強入りとはならず敗退。今大会で現役を引退する意向を明かしていたロペスはこの試合が現役最後の一戦となった。試合後には同胞の
R・ナダル(スペイン)がロペスにメッセージを寄せている。
>>【動画】ナダル 引退ロペスにメッセージ<<41歳のロペスはプロとして26年のキャリアを通しシングルスではマッチ506勝489敗。7つのシングルスタイトルと6つのダブルスタイトルを獲得した。世界ランクではシングルス12位、ダブルス9位という最高記録を保持。また、2002年に全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に出場してから2022年の全仏オープンまで79大会連続で四大大会に出場を続ける偉業も成し遂げている。
また、スペイン人男子として芝コートでのツアー最多勝利記録も保持。ロペスはマッチ87勝で1位に、2位はナダルの76勝、3位はA・ヒメノの53勝、4位は
F・ベルダスコ(スペイン)の51勝、5位タイは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と
D・フェレール(スペイン)の44勝となっている。
試合後、ナダルは引退したロペスにコメントを寄せており「フェリ(ロペス)、何から話したらいいのか分からないけど、まず最初に君のこのとても長い、そして大成功したキャリアを祝福したい。君のすべての成功、忘れられない瞬間を共有できたことは素晴らしいことだよ」と語った。
「もちろん、最高の瞬間もあれば厳しいものもある。でも、君と一緒のツアーは、よりハッピーで、よりポジティブで同時に厳しい状況でもあまり熱くならなかったと思う。僕のテニスキャリアが始まったときからの友情に感謝したい。2人ともとても若かったし、君は僕より少し早くテニスを始めたね。そして僕が始めたとき、君は暖かく僕を迎えてくれた」
今後ロペスは9月から11月にかけて開催される国別対抗戦デビスカップファイナルズのトーナメントディレクターに就任し、大会運営に力を注ぐ。
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