男子テニスのオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード、 ATP250)は24日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク118位 の
A・フィス(フランス)が同105位の
S・ワウリンカ(スイス)を6-2, 6-3のストレートで破り、ベスト4進出を果たした。
>>マレー、メドベージェフらカタールOP組合せ<<>>アルカラスらリオOP組合せ<<フィスは2021年に16歳でジュニア世界ランク3位を記録し、同年の全仏オープン・ジュニア(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でシングルス準優勝。ツアーへの参戦は今回が3度目で、前々週の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)では4強入りを果たしていた。
この試合、フィスは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに96パーセントの高い確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを握られたものの、これを全て凌ぐと、リターンゲームでは12度のブレークチャンスを創出し4度のブレークに成功し、1時間6分で勝利した。
18歳のフィスは昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)でワウリンカの練習時のヒッティングパートナーを務めていたが、約3カ月後の現在はツアーの準々決勝で対戦するまで急成長した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフィスのコメントが掲載されている。
「信じられない気持ちだ。小さいころはずっと彼(ワウリンカ)のプレーを見てきた。パリではパートナーとして打ち合い、そして今彼を倒すことができた。長い道のりだったよ。僕のコーチや家族にとってもね。でも、まだ終わったわけじゃないし、もっと楽しみたいんだ」
約20日前にATPツアー初勝利をあげたフィスは、そこから2度ツアーで4強入りを果たすなど大きく躍進。世界ランクも急激に上昇することになる。
「僕の進歩は速いけど、もっと速くなれるはずだから、そうなるように努力するよ。今日もそうだったけど、コート上の全ての瞬間を楽しむようにしたいんだ」
準決勝では世界ランク60位の
B・ボンズィ(フランス)と対戦する。ボンズィは準々決勝で第3シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、世界ランク50位の
A・ブブリク(カザフスタン)が4強へ駒を進めた。
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