女子テニスツアーのホアヒン・チャンピオンシップ(タイ/ホアヒン、ハード)は10日、シングルス1回戦が行われ、第5シードの
奈良くるみ(日本)がKL・チャン(中国)を6-2, 6-4のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
両者は先月中国の南京で対戦しており、その時は奈良が逆転を許して敗れていたが今回はリベンジに成功して対戦成績を1勝1敗とした。
この試合、第1セットで奈良はチャンに1度ブレークを許すも、それを上回る3度のブレークに成功してこのセットを先取。続く第2セットでは、ファーストサービスのポイント獲得率を第1セットの58パーセントから73パーセントに上げ、2度のブレークに成功して1時間38分で勝利をおさめた。
2回戦では
Y・デュアン(中国)と対戦する。
世界ランク83位の奈良は、昨年リオ・オープン女子でWTAツアー初優勝、世界ランキングも自己最高位となる32位を記録など、日本の女子テニスでトップに位置していた。
しかし、今季は思い通りの成績を残せておらず、世界ランキングも今季好調の
土居美咲(日本)と
日比野菜緒(日本)に抜かれることとなった。
今大会では、リオ・オープン女子以来のタイトル獲得を狙う。
また、日本勢からは第3シードの日比野、18歳の
大坂なおみ(日本)が同じく2回戦進出を決めているが、第1シードの土居美咲、
尾崎里紗(日本)、予選勝ち上がりの
青山修子(日本)は初戦敗退となった。
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