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男子テニスツアーのクロアチア・オープン(クロアチア/ウマグ、賞金総額35万8425ユーロ、クレー)は11日、シングルス2回戦4試合が行なわれ、第2シードのM・チリッチ(クロアチア)がD・ブランズ(ドイツ)を6-3, 6-2のストレートで下し、順当に準々決勝進出を決めた。
世界ランク15位のチリッチは同120位のブランズに第1セットでこの試合唯一のブレークを許したものの、各セットで2度のブレークに成功、わずか65分の快勝でベスト8進出を決めた。
ウィンブルドン前のAEGON選手権で今季初優勝を飾った23歳のチリッチは、昨年の今大会では決勝でA・ドルゴポロフ(ウクライナ)に敗れ準優勝に終わっていた。今季2度目の優勝を目指し、準々決勝ではW・オディスニク(アメリカ)と対戦する。
この日の2回戦でオディスニクはB・カブチッチ(スロベニア)を3-6, 7-5, 7-6 (7-3)の逆転で下しての勝ち上がり。
第1セットでは3度のブレークに成功したカブチッチが先取するも、第2セットは両者2度のブレークを奪い合う接戦から、終盤で3度目のブレークに成功したオディスニクがそのセットを奪い返し試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セットでは、3度のブレークを奪い合うブレーク合戦となり、そのセットはタイブレークへ。そのタイブレークでは試合を優位に進めたオディスニクが3時間8分のマラソン・マッチを制して、今季初のツアー8強入りに成功した。
その他の試合では、シード勢で明暗が分かれた。第4シードのM・グラノジェルス(スペイン)がP・スタラーチェ(イタリア)を6-4, 3-6, 6-3で下したものの、第7シードのM・クリザン(スロバキア)がM・バッヒンガー(ドイツ)の前に0-6, 6-2, 4-6のフルセットで敗退した。
世界ランク24位のグラノジェルスは同95位のスタラーチェに第1セットは1度のブレークに成功して先取した。しかし第2セットでは、スタラーチェが2度のブレークを許し、セットオールへと追いつかれる。
第3セットでは1度だけブレークを許したグラノジェルスだったが、2度のブレークをスタラーチェから奪うと2時間26分で勝利、今季初の準々決勝進出を決めた。
世界ランク60位のクリザンは同108位のバッヒンガーに第1セットでは1ゲームも奪えずに先取されてしまう。しかし第2セットに入ると展開は一変。2度のブレークに成功したクリザンが奪い返し勝敗の行方は第3セットへ。
その第3セットでは1度ブレークされたバッヒンガーだったが、2度のブレークをクリザンから奪い返すと1時間53分で勝利を飾った。
バッヒンガーは今季2度目の準決勝進出を懸けて準々決勝でグラノジェルスと対戦する。
今大会の優勝賞金は6万4700ユーロ。
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