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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会7日目の22日、デイセッションで女子シングルス4回戦3試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンのK・クレイステルス(ベルギー)が第5シードのN・リー(中国)に4-6, 7-6 (8-6), 6-4の逆転で勝利、ベスト8進出を決めた。
昨年の決勝の再現となったこの試合、第1セット第7ゲームで足首を捻っていたクレイステルスに対し、攻撃の手を緩めなかったリーが第1セットを先取すると、第2セット5-4でサービング・フォー・ザ・マッチのチャンスを迎える。
ここはクレイステルスにブレークバックを許したリーだったが、タイブレークで6-2と4本のマッチポイントと絶好のチャンス。しかし、ここからクレイステルスが6ポイントを連取して第2セットと奪取していた。特に4本目のマッチポイントでリーは、クレイステルスが放った甘いドロップショットをクレイステルスの正面に返球してしまうと、ロブで頭上を抜かれていた。
これで息を吹き返したクレイステルスは、第3セット開始から4ゲームを連取して勢いに乗ると、第10ゲームで迎えた2本目のマッチポイントでリーのバックハンドがネット、2時間23分でベスト8進出を果たした。
今季限りでの引退を表明しているクレイステルスは、最後となる全豪オープンを途中棄権で終わらせたくなかったとしている。
「何度か頭をよぎりましたが、最後の全豪オープンを諦めたくはなかったのです。心の中で、頑張り続けるのよ。コートの反対側で何が起こるか分からないのだから。と言い続けました。」
第1セット3-3、30オールの場面、クレイステルスがフォアハンドを打った瞬間、彼女は左足をコートにとられ足首を捻ってしまう。そのポイントは無事に終えたものの、すぐさま彼女はトレーナーをコートに呼んで治療を受けていた。
プレーを再開したクレイステルスだが、明らかに動きが遅くなってしまう。しかし、その怪我はリーにも影響をもたらしていた。29歳のリーは試合が進むにつれストレスを募らせていき、観客席にいるコーチでもある夫を見る回数が増えていった。
この他の試合では、第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がI・ベネソバ(チェコ共和国)に6-2, 6-2で、第8シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)がJ・ジョルジュ(ドイツ)に6-1, 6-1でそれぞれ快勝、ベスト8進出をきめている。
今大会の優勝賞金は230万豪ドル。
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