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女子テニスツアーのバンク・オブ・ウェスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額70万ドル、ハード)は27日にシングルス1回戦残り9試合を行い、森田あゆみ(日本)が登場したが、第7シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)の前に、0-6, 2-6とわずか53分で敗れ去り、早くも大会を去る結果となってしまった。
第1セットでは自身のサービスゲームを全てブレークされるなど、1ゲームも奪えず落とした世界ランク90位の森田は第2セットで反撃をもくろむが、同18位のアザレンカの前にその糸口が掴めない。第2セットではやっと1度ブレークに成功するものの、自身のサーブで3度もブレークを許すなど、力の差を見せ付けられた。
アザレンカは、自身のサービスゲームでは75%と高い確率でポイントを獲得するなど、終始試合の主導権を握って、危なげなく1回戦突破を決めた。2回戦では、A・ウズニアッキ(カナダ)を6-7 (6-8), 7-5, で6-3下したM・ウダン(アメリカ)と対戦する。
この日はシード勢が順当な勝ち上がりを見せた。前年度チャンピオンで第4シードのM・バルトリ(フランス)はA・ハークルロード(アメリカ)を6-1, 6-4で、第6シードのS・ペア(イスラエル)もD・ハンチュコバ(スロバキア)を0-6, 6-4, 6-3の逆転で、第7シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)もY・チャン(台湾)を6-3, 6-1で下して、順当に2回戦へ駒を進めた。
6年ぶりの3度目の対戦で初めてハークルロードから勝利を飾ったバルトリは「彼女(ハークルロード)は、特に第2セットは良いプレーをしていたわ。最近ほとんど対戦していない選手との試合だったから、やりずらかったわ。」と試合を振り返っていた。
バルトリは大会2連覇へ向けて元世界ランク1位で復活に燃えるA・イバノビッチ(セルビア)と、ペアは予選勝者のM・ルチッチ(クロアチア)を6-1, 6-4で下したM・キリレンコ(ロシア)と、ウィックマイヤーはD・チブルコワ(スロバキア)と、それぞれ2回戦で対戦する。
その他の試合では、予選を勝ち上がったO・サウチュック(ウクライナ)がJ・クレイバス(アメリカ)を6-3, 6-3のストレートで、予選勝者同士の対戦となった試合では、C・マッケールがK・チャン(台湾)を3-6, 6-0, 6-2の逆転で下して初戦突破を決めた。
サウチュックは第3シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と、マッケールは第1シードのS・ストザー(オーストラリア)と2回戦で顔をあわせる。今大会は上位2シード選手が1回戦を免除されているため2回戦からの登場で、ストザーと第2シードのE・デメンティエワ(ロシア)が2回戦からコートに立つ。
そのデメンティエワは、全仏オープンで痛めた左ふくらはぎの怪我から、ウィンブルドンを含む、その後の約2ヶ月のツアー離脱を余儀なくされていた。今大会は怪我からの復帰戦として臨んでおり、その初戦は、初日にD・サフィーナ(ロシア)を逆転で下したクルム伊達公子(日本)と対戦する。
この日のナイトマッチに登場したのが、元世界ランク1位で第5シードのM・シャラポワ(ロシア)で、鄭潔(中国)を6-4, 7-5と、1時間42分で倒して順当に2回戦へ駒を進めた。ベスト8入りを懸けてO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)と2回戦を行う。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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