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男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、賞金総額120万ドル、芝)は土曜日に準決勝を行い、第1シードのR・フェデラー(スイス)がノーシードのN・キーファー(ドイツ)を6-1, 6-4のストレートで下し、見事決勝に駒を進めた。
試合後、フェデラーは「今年も決勝に残れてうれしい。芝への対応もうまくいってよかったよ。」と述べた。
これで両者の対戦成績はフェデラーの11勝3敗となった。最近の試合ではフェデラーが10連勝している。
30歳のキーファーは「チャンスがあったけど、生かせなかった。フェデラーと対戦するときはチャンスを逃したらおしまいだね。」と肩を落とした。キーファーは第2セット、3-2の40-0でブレークの大チャンスを握ったが、ものにできなかった。
今回のウィンブルドンで6連覇を狙うフェデラーは、2002年以降、芝のコートで58連勝している。試合後、この記録について尋ねられたフェデラーは「信じられないね。」と話した。
今大会ではまだ一度もサービスゲームをブレークされておらず、好調のフェデラーは、日曜日の決勝で、ノーシードから勝ち上がったP・コールシュライバー(ドイツ)と顔を合わせる。
コールシュライバーは準決勝で第2シードのJ・ブレーク(アメリカ)を6-3, 7-5のストレートで下し、番狂わせを演じた。ブレークは世界ランク7位だが今季は優勝から見放されており、少し調子を落としている。
フェデラーは決勝でツアー55勝目、今季2勝目をもくろむ。一方、世界40位のコールシュライバーはツアー3勝目をねらう。
フェデラーは対戦相手について「彼(コールシュライバー)はトップ10選手ではないけれど、トップ選手をやぶって勝ち上がっている。油断はできない。」と話した。
また「芝のコートはとても危険。だれにでも勝つチャンスがある。ほんの数ポイントが勝敗を分けるんだ。」と分析し、決勝に向けて気を引き締めている。
フェデラーは芝の大会の決勝戦では負けがなく、現在9勝0敗。またフェデラーとコールシュライバーの過去の対戦は3年前の今大会で1度だけあり、そのときはフェデラーが勝っている。
コールシュライバーは「ドイツの大会でドイツ人の選手が決勝に進めるのはいいことだと思う。また、自国のファンの前で世界1位の選手とプレーできることは特別なことだね。」と話した。
「フェデラーは現在、世界最強だ。でもその時代にもいつか終わりはやってくる。もちろん今は彼が優勝候補だけどね。フェデラーはタフだし、タフすぎる。でも僕はコートに行って、できることは何でもするつもりさ。いいプレーができるといいなと思っている。」
今大会の優勝賞金は18万2千ドル。
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