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(スイス、チューリッヒ)
チューリッヒ・オープン(賞金総額134万ドル、ティア1)は15日、シングルス1回戦が行われ、N・バイディソバ(チェコ共和国)、T・ゴロバン(フランス)らが順調な滑り出しで2回戦進出を決めた。この日それに先立って行われた予選最終ラウンドでは、杉山愛(日本)が本選入りをかけて登場したが、K・ボンダレンコ(ウクライナ)に2-6, 1-6で惨敗した。
今季はランキング10位でスタートしたN・バイディソバは今季まだ優勝がなく、初優勝を狙う。この日はK・シュレボトニック(スロベニア)に6-4, 6-2で快勝し、2回戦では第3シードJ・ヤンコビッチ(セルビア)の胸を借りる。
2週間前にシュトゥットガルトで準優勝したゴロバンはその勢いを継続させ、M・キリレンコ(ロシア)を6-3, 6-4で下し2回戦進出を決めた。2回戦では第5シードのA・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。
その他、A・ボンダレンコ(ウクライナ)も主催者推薦のT・バシンスキー(スイス)を1-6, 6-3, 6-3の逆転で、M・クライチェック(オランダ)は6-1, 6-4でM・ミルザを倒して2回戦進出を果たした。
今年度最後のティア1大会である今大会は、トップシードで世界ランク1位のJ・エナン(ベルギー)を始め、トップ10選手6人を迎えて行われる。エナンを含め上位4シード選手は1回戦が免除されており2回戦からの登場
エナンは2度目のUSオープン制覇を含む3大会連続優勝をおさめて、ウィンブルドン準決勝でM・バルトリ(フランス)に敗れて以来負け知らず。また自身3度目となる年末ランキング1位の座を確実にしており、4年ぶりの出場となる今大会では、今季9回目のタイトル獲得に臨む。エナンはV・ズヴォナレーワ(ロシア)と予選勝者の勝ち上がりと2回戦を行う。
第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)は、今年USオープンで2度目の決勝進出を果たし、準優勝に輝いている。ここ2週間連続で準決勝敗退を喫しており、先週のクレムリン・カップでもS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れた。
そのセリーナは第6シードでエントリーしている。今大会は1997年に予選敗退しており、本選でのプレーは今年が初めてとなる。1回戦はP・シュニーダー(スイス)と顔を合わせる。
その他のシード勢としては、先週のバンコク・オープンの1回戦で熱中症により棄権した第3シードのヤンコビッチが優勝を狙う。また、第4シードで出場予定だったM・シャラポワ(ロシア)は、長引く肩の怪我のために欠場を表明した。シャラポワは、USオープン以来の出場となったクレムリン・カップでも本来のプレーができず、初戦で姿を消す不本意な結果となっていた。シャラポワの欠場を受け、第5シードのイバノビッチが繰り上がりで1回戦が免除された。イバノビッチは2005年には準決勝まで勝ち上がっている。
今大会の優勝賞金は18万2千ドル。
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