アルカラス 3年ぶり年間世界1位達成

ゲッティイメージズ
勝利したアルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は日本時間14日(現地13日)、ジミー・コナーズ・グループのシングルス第3戦が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が第9シードのL・ムセッティ(イタリア)に6-4, 6-1のストレートで快勝し、3戦全勝で2年ぶり2度目のベスト4進出を果たすとともに、3年ぶり2度目の年間世界ランク1位の座を確定させた。

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同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。4選手ずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2名が準決勝に進出する。

22歳で世界ランク1位のアルカラスが同大会に出場するのは3年連続3度目。最高成績は2023年のベスト4となっている。

今大会は第1戦で第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第2戦で第6シードのT・フリッツ(アメリカ)を下し2連勝で第3戦を迎えた。

23歳で世界ランク9位のムセッティとの顔合わせとなった第3戦、アルカラスはファーストサービス時に83パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。試合を通じて26本のウィナーを決めるなど終始主導権を握り、1時間23分で勝利を収めた。

この結果、アルカラスは予選ラウンドロビン3戦全勝とし、ジミー・コナーズ・グループを1位で突破。2年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。

さらに、アルカラスはこの勝利で2022年以来3年ぶり2度目となる年間世界ランク1位の座に就くことを確定させた。年間世界ランク1位の座に複数回就くのは史上11人目の快挙となった。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。

「年間世界ランク1位は僕にとってこの上なく大きな意味がある。これは常に目標だ。年始はヤニック(シナー)が出場するほぼ全ての大会で優勝していたから、1位は本当に遠いと思っていた。でもシーズン中盤から今にかけて、1位という目標を自分に課した。なぜなら、それはそこにあると感じていたからだ。多くの大会で連続して素晴らしいテニスをして、ヤニックに迫り1位を得るチャンスがあった」

「そして、シーズン最後の3、4大会では、ヤニックと1位をめぐって激しく争い、ついにその座を手に入れた。僕にとって、これは全てを意味する」

「年間世界ランク1位をかけたこの試合(第3戦)は、僕にとって本当に重要なものだった。最初は緊張して容易ではなかった。そのプレッシャーにできる限りうまく対処しようと努力した。だから、自分のプレーのレベルに満足しているし、1位として1年を終えることができて本当に嬉しい」

なお、アルカラスは準決勝で、14日に行われる第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)と第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)のビヨン・ボルグ・グループ第3戦の勝者と対戦する。


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(2025年11月14日7時23分)
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