テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間31日(現地30日)、男子シングルス3回戦が行われ、第20シードの
F・ティアフォー(アメリカ)が第13シードの
B・シェルトン(アメリカ)との4時間を超える死闘を4-6, 7-5, 6-7 (5-7), 6-4, 6-3のフルセットで制し、5年連続5度目のベスト16進出を果たした。
>>シナー、ジョコビッチ、ティアフォーら 全米OP組合せ<<>>ジョコビッチvsポピリン 1ポイント速報<<26歳で世界ランク20位のティアフォーが全米オープンに出場するのは10年連続10度目であり最高成績は2022年の4強入り。今大会の1回戦では世界ランク76位の
A・コバチェビッチ(アメリカ)、2回戦で同61位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)を下し5年連続で3回戦に進出した。
そしてシェルトンとのアメリカ人対決となった3回戦の第1セット、第4ゲームでブレークを許したティアフォーは第9ゲームでブレークバックに成功するも直後の第10ゲームで2度目のブレークを奪われ先行される。
続く第2セット、第7ゲームで5度、第9ゲームで3度のブレークチャンスをものにできなかったティアフォーだが第11ゲームでブレークに成功し1セットオールに追いつく。
第3セット、第8ゲームでブレークを許したティアフォーはシェルトンのサービング・フォー・ザ・セットとなった直後の第9ゲームでブレークを返しタイブレークに突入。開始から6ポイント連取を許すも追い上げを見せ5-6に追いつく。しかし、6度目のセットポイントをものにされ、セットカウント1-2と後がなくなる。
それでも第4セット、16本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったシェルトンに対しティアフォーは終盤となる第10ゲームでブレークを奪い、セットカウント2-2に再び追いつく。
ファイナルセット、第3ゲームで15-40とピンチを迎えたティアフォーだが2度のブレークポイントを凌ぎキープ。すると直後の第4ゲームでブレークに成功する。その後はブレークバックを許さず、ティアフォーが4時間3分に及ぶ死闘を制した。
試合後のオンコートインタビューでティアフォーは「彼(シェルトン)は素晴らしい選手。本当に素晴らしいよ。平気であらゆる種類のショットを打ってくる。本当に腹立たしいよ(笑)。彼は素晴らしいサーブを打つし本当に才能がある。素晴らしいショットも持っているしね。皆がショーを楽しんでくれたことを心から願っている。まさにバトルだった」とコメントした。
勝利したティアフォーは4回戦で第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第28シードの
A・ポピリン(オーストラリア)の勝者と対戦する。
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