14日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は10日、チャリティーマッチを開催。母国の声援を受けた世界ランク10位の
A・デ ミノー(オーストラリア)が同2位の
C・アルカラス(スペイン)を6-4, 5-7, [10-3]のフルセットで破り、勝利した。
>>【動画】マッチポイントで壮絶ラリー、デ ミノーがアルカラス撃破<<>>シェルトン、ダニエル 太郎らASBクラシックの組合せ<<全豪オープンは9日から12日にかけ、4試合のチャリティマッチを開催することを今月3日に発表。初日となる9日には女子テニスで元世界ランク1位の
大坂なおみと2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の女王である
E・ラドゥカヌ(イギリス)の一戦が行われる予定だったが中止となった。
それでも2日目となったこの日、今月7日に行われた国別対抗戦ユナイテッドカップ(オーストラリア/パース/シドニー、ハード)で活躍し自身初の世界ランキング・トップ10入りを果たしたデ ミノーがアルカラスと対戦した。
第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したデ ミノーだが直後の第2ゲーム、粘りのプレーでミスを誘いブレークバックに成功。その後サービスキープが続くも終盤となった第10ゲームでブレークチャンスを掴むと最後はアルカラスのボールがアウト。2度目のブレークを奪い、デ ミノーが先行する。
続く第2セット、第2ゲームで先にブレークに成功したデ ミノーは開始から3ゲームを連取。しかし、第7ゲームでブレークバックを許すと第10ゲーム、アルカラスのバックハンドを返球しきれず2度目のブレークを奪われ、1セットオールに追いつかれる。
迎えた10ポイントのマッチタイブレーク、強烈なサーブを決めるなど主導権を握ったデ ミノーは幸先よく5ポイントを連取。その後も順当にポイントを積み重ね、9-3と大きくリードする。マッチポイント握った場面、互いに壮絶なラリーを展開すると最後はデ ミノーの放ったボールをアルカラスが返球できず、6本目のマッチポイントをものにした。
なお、明日以降もチャリティーマッチは開催を予定しており、11日には「ノヴァークと仲間たちの夜」と題したスペシャルイベントが開催され、
N・ジョコビッチ(セルビア)と
S・チチパス(ギリシャ)、
A・サバレンカ、
M・サッカリ(ギリシャ)が登場する予定。12日には再びアルカラスがセンターコートに現れ、
C・ルード(ノルウェー)とチャリティマッチを披露する。
なお、チケットは20オーストラリアドルからで、収益はオーストラリアテニス基金を通じて全額さまざまな支援が必要な子どもたちに使われる。
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