女子テニスで世界ランク23位の
ジャン・チンウェン(中国)は8日までに、インスタグラムの投稿から自身の前コーチであるウィム・フィセッテとの写真を全て削除したほか、同SNSのフォローも外した。フィセッテとはベスト8進出を果たした全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)終了後にコーチ関係を解消している。
>>フリッツ、ポールら上海MS組合せ<<20歳のジャンは今年の芝シーズンからフィセッテを招へいし7月の34パレルモ・レディース・オープン(イタリア/パレルモ、レッドクレー、WTA250)でツアー初優勝を経験。現在は中国人女子、そしてアジア勢の女子選手としてシングルス最高ランカーとなっており、先日の第19回アジア競技大会では
ヂュー・リン(中国)を下し金メダルも獲得した。
しかし、全米オープン終了後にフィセッテはジャンとの契約を解消し、自身が以前コーチを務めていた元世界ランク1位の
大坂なおみのチームへ。フィセッテは大坂のコーチを約3年間務めており、今年の6月ごろからジャンのチームへ合流していた。
ジャンはフィセッテとの関係について今月1日、「全米オープンの間、彼(フィセッテ)が大坂のチームと連絡を取っていたことは知っていた。準々決勝の試合の直後、彼は私に『僕とは何のつながりもないような気がする』と言ったの。以前はそんなことを言われたことはなかったのに」とコメント。
続けて「私たちの協力関係には、喧嘩も言い争いもなかった。その協力関係は倫理に反する終わり方だと思った。大坂が彼により良いオファーを提供できることは理解している。彼の立場からすれば、そちらの方がいいのかもしれない。彼には養わなければならない家族がいる。私は彼の決断を理解するけど、そのような決断を下した彼を許すという意味ではないわ」と語り怒りをにじませていた。
今回、ジャンはインスタグラム上でフィセッテとの関係が残るものを全て削除したほか、フォローも外した。怒りはコメントに留まらず行動として表れており、今後も遺恨が残るかたちとなってしまった。
一方、フィセッテは今年7月に第一子を出産した大坂のチームに合流。大坂は来年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)からツアーに復帰することを明かしており、調整を続けている。フィセッテは約1年3ヵ月ぶりに大坂のチームに戻ることとなった。
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