男子テニスで世界ランク192位の
V・ポスピシル(カナダ)は2日にSNSを更新し、男子プロテニス協会のATPや女子テニス協会へ「ボールの重さ」について提言を行った。
>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ<<33歳のポスピシルは2014年に自己最高の世界ランク25位を記録。ツアーでの優勝経験はないものの、リーダーシップに優れており、ATPの選手協議会の理事などを歴任。また、男女問わず多くの選手から支持を集め、普段は個人スポーツとして世界を転戦するテニス選手によるテニス選手を守るための組織PTPA(プロテニス選手協会)を
N・ジョコビッチ(セルビア)らと設立した。
ポスピシルは現在開催中の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で予選から出場し、2回戦で敗れているがX(旧ツイッター)を2日に更新。ATPとWTAに対しテニスボールの重さについて意見をつづった。
「数年前、ATP/WTAはより長いポイントをファンに提供するために『試合をスローダウンさせたい』という議論があった。そしてボールは徐々に重くなり、驚いたことに、僕らの体を壊している。僕が話したほとんどすべてのプレーヤーが同じように感じているんだ。ロッカールームで手首、肘、肩のけがをこれほど多く見たことはない。このようなボールの変化を元に戻さなければ、悪化の一途をたどるはずだ。ATPとWTAは耳を傾けてほしい。選手のけがはあなた方にとっても良くないだろう」
試合を見るファン側の目線に立ってみれば、ラリーが増え息詰まる展開が増えるのはとても面白いことだと思われるが、選手としてみれば、ボールの影響で手首などに負担が増えることは決して良いことではなく、むしろパフォーマンスが落ち、負傷のリスクが高まる危険性をポスピシルは指摘した。
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