男子テニスで世界ランク353位の
錦織圭は1日、ワイルドカード(主催者推薦)で出場を予定していたムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)を左膝の負傷により棄権すると発表し「痛みがどんどんひどくなりました」と明かした。
>>綿貫、島袋ら出場 ムバダラ・シティOP組合せ<<33歳の錦織は、先月のカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマスデルマル、ハード、ATPチャレンジャー)で約1年8ヵ月ぶりに復帰し優勝した後、チャレンジャー2大会に出場。
そして前週のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)で2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来 約1年9ヵ月ぶりにツアー大会に復帰するとベスト8進出を果たした。
そのアトランタ・オープン準々決勝、第1シードで世界ランク9位の
T・フリッツ(アメリカ)に4-6, 2-6のストレートで敗れた錦織。この試合の第1セット終了後、テーピングを巻いた左膝部分を治療するためメディカルタイムアウトを取得していた。試合後のインタビューでは痛みがあることを明かし、チームと相談してムバダラ・シティ・オープンに出場するか判断すると発言していた。
そして今回欠場が決定。男子プロテニス協会のATPには錦織のコメントが掲載されており「先週から膝の痛みが残っていて、アトランタ1回戦の後に少し悪化しました。もう少し試合をしようと思っていましたが、どんどん痛みがひどくなりました。今日もプレーしようと試みましたが、プレーできるほど良い状態ではなく、残念ながら棄権せざるを得ませんでした」とコメント。
「ここではいつもいいプレーができていただけに、とても残念です。いい思い出があるし観客も素晴らしく、いつも楽しくプレーできていますからね。でも、これが現実ですし、再びプレーし始めたばかりで、多くの試合に出場できるほど体が100パーセント強くないことは分かっています。復帰して最初の2~3ヵ月は、こういうことが起こるものだと思いますが、大きな大会も迫っているので、それに向けて準備できるように頑張ります」
錦織の欠場により世界ランク161位の
島袋将がラッキールーザーで出場。1回戦でプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して出場する同186位の
L・ハリス(南アフリカ)を下しツアー初白星を飾っている。
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