男子テニスのアスタナ・オープン（カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500）は７日、シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＤ・メドベージェフが世界ランク２１位のＲ・バウティスタ=アグ（スペイン）を6-1, 6-1のストレートで破り、第４シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）との準決勝へ駒を進めた。

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メドベージェフは前々週のモゼール・オープン（フランス/メッツ、室内ハード、ATP250）では、初戦となる２回戦でＳ・ワウリンカ（スイス）に4-6, 7-6(8-7), 3-6のフルセットで敗退。今大会、１回戦で世界ランク４０位のＡ・ラモス=ヴィノラス（スペイン）、２回戦で同５３位のE・ルースブオリ（フィンランド）にそれぞれストレート勝ちで８月のW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）以来、約2ヶ月ぶりのツアー準々決勝進出を決めた。

メドベージェフとバウティスタ=アグは６度目の対戦で、これまでバウティスタ=アグの４勝１敗。直近では今年６月のマヨルカ・チャンピオンシップス（スペイン/マヨルカ、芝、ATP250）の準々決勝で対戦し、バウティスタ=アグが6-3, 6-2のストレート勝ちをおさめている。

メドベージェフはこの試合、ファーストサーブ時のポイント獲得率が８８％と高く、リターンゲームでもバウティスタ=アグを圧倒して６度のブレークに成功。わずか１時間４分で、これまで負け越しているバウティスタ=アグを退けた。

試合後のメドベージェフのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「正しく堅実なゲームをすること、そして彼が（思うように）プレーすることを難しくできたので、満足している。彼を倒すことができて本当に嬉しいよ」と語った。

メドベージェフは準決勝でジョコビッチと対戦する。両者は１１度目の対戦で、これまでジョコビッチの６勝４敗。昨年はジョコビッチの２勝１敗で、今年は初対戦となる。

メドベージェフはジョコビッチとの対戦について「ノヴァークと対戦できるのは本当に嬉しいよ」とコメント。

「試合前に考えたんだけど、今年一緒にプレーした大会はローラン・ギャロスだけなんだ。今回が２回目で、また対戦することができて本当に嬉しい」

またもう一方の準決勝では、第３シードのＳ・チチパス（ギリシャ）と第５シードのＡ・ルブレフが決勝への切符をかけて対戦する。

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