車いすテニス女子で世界ランク1位の
上地結衣は29日、都内で行われた「エイボン女性年度賞2017」授賞式に登場し、「スポーツ賞」を授賞した。
>>錦織らニューポートビーチCH対戦表<<>>錦織vsノビコフ 1ポイント速報<<「エイボン女性年度賞」は1979年に「社会のために勇気や希望を与える女性たちの活動を後押ししたい」という願いのもと創設され、今年度で38度目を迎えた。
本賞は、エイボン・プロダクツ株式会社(代表取締役社長:中陽次)の社会貢献活動の根幹として、その時代ごとに社会に有意義な活動を続け、自身の信じた道を切り拓いてきた女性たちを表彰している。また、本賞の特徴として、さらなる活動の支援に受賞者が指名する非営利団体にも受賞者の副賞と同額の寄付金が授与される。
「スポーツ賞」を授賞した上地は「この度は、このような女性を代表する歴史ある賞をいただき、誠に嬉しく思います。近年車いすテニスをはじめ、多くのパラスポーツで女子選手が活躍し、それに伴い競技を始める人たちが増えているように感じます。」
「また、そういった選手たちをサポートする側にも女性が増えてきており、今回の賞というのは、そういった皆さまの支えもあり、自分が今日まで競技を続けてこれたからだこそと思います」とコメント。
選考委員で、元マラソン選手の有森裕子氏は「女性というよりは、人間としての力強さ、持っているものをどれだけ活かせるか、こんなふうに力が出せるんだということを全身で表している彼女の姿は、この賞にもっともふさわしいものだったかなと思います」と選考理由を明かした。
(左から)有森氏と上地
この日は上地の他に、黒田麻衣子氏(株式会社東横イン代表執行役社長)が「教育賞」、萩上直子氏(映画監督・脚本家)が「芸術賞」、小池一子氏(十和田市現代美術館館長/クリエイティブ・ディレクター)が「大賞」を授賞した。
(左から)萩上氏、小池氏、黒田氏、上地
上地は、前週まで行われていた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)車いすの女子ダブルスでM・ブイス(オランダ)とペアを組んで2年ぶり4度目の優勝。シングルスでは決勝でD・デ=グロート(オランダ)に敗れたが、準優勝を飾った。
最後に上地は、「この賞を励みに今年一年間、東京パラリンピック、その先へ向けてさらに活躍できるように頑張りたいと思います。本日はありがとうございました」と締めくくった。
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