テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は28日、車いすの女子シングルス決勝戦が行われ、第1シードのJ・グリフォン(オランダ)を6-7 (2-7), 6-3, 6-3の逆転で破り、念願の大会初優勝を飾った第2シードの
上地結衣が、試合後の表彰式で「今日は
国枝慎吾さんがテレビで解説しているということで緊張もありましたが、(勝てたので)褒めてくれていると思います」と話し、笑いを誘った。
>>フェデラーvsナダル 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<この日、上地はタイブレークの末に第1セットを落とすも、ファーストサービスを76パーセントの確率で入れて流れを掴み、世界ランク1位のグリフォンを圧倒。2時間18分で勝利を手にした。
表彰式では英語で「まず、グリフォン選手を祝福したいと思います。素晴らしい決勝でした。いつもタフな戦いで、今日もとても楽しんで、ワクワクしていました」と上地。
続けて、日本語で「日本人の皆さん、ありがとうございました!」と、現地で応援していた日本人ファンへ向けて感謝の気持ちを述べた。
22歳の上地は、グランドスラムのシングルスでは2014年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で優勝。残すはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でのタイトルのみとなった。
ダブルスでは2014年に年間グランドスラム(同シーズンの四大大会全てを制すること)を達成している。
男子車いすテニスの国枝は、怪我により今大会を欠場していた。
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