テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、3年ぶり10度目の決勝進出を果たした第4シードの
R・ナダル(スペイン)は決勝で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)と激突。史上最多10度目の優勝まであと1勝と迫った。
>>ナダルvsワウリンカ 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<これまで、全仏オープンで2005年から4連覇、2010年から5連覇と9度の優勝を誇るナダルは、準決勝で第6シードの
D・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-4, 6-0のストレートで下し、決勝進出を果たした。
試合後の会見で、大会10度目のタイトルについて問われると「今日はそれを考える時ではない。ここまでの試合は全て良いテニスが出来ていて、最高の大会になっていることを喜ぶ時」と話した。
今大会、1回戦で
B・ペール(フランス)、2回戦で
R・ハーセ(オランダ)、3回戦で
N・バシラシヴィリ(グルジア)、4回戦で第17シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝で第20シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、そして準決勝で第6シードのティームを破り、ここまで1セットも落とさずに勝ち進んでいる。
「テニス人生で最も大切な大会でこうしてまた決勝戦へ進めたことは大きな意味がある。とても嬉しいし、日曜日はベストを尽くすまで」
決勝で対戦するワウリンカは、同日の試合で第1シードの
A・マレー(英国)との死闘を6-7 (6-8), 6-3, 5-7, 7-6 (7-3), 6-1で制し、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。
ナダルとワウリンカは今回が19度目の対戦で、ナダルの15勝3敗。クレーコートでは過去に6度対戦しており、ナダルから5勝1敗。2015年のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)準々決勝で1度だけ敗れている。
ワウリンカ戦について、ナダルは「あと1試合、とてもタフな選手が待っている。彼(ワウリンカ)は今日もとてもタフな試合を勝ち抜いている。日曜日にはきっと自信に溢れているだろう。同時にとても危険な選手。自分も攻撃的なプレーが必要だし、長いラリー戦へ持ち込みたい。彼を気持ち良く打たせてはいけない」と警戒した。


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