テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードの
錦織圭を2-6, 6-1, 7-6 (7-0), 6-1の逆転で破りベスト4へ進出した第1シードの
A・マレー(英国)は、試合後の会見で「今日はお互い最高のプレーとは言えない」と振り返った。
>>マレーvsワウリンカ 1ポイント速報<<>>ナダルvsティーム 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<第1セットを落とし、第2セットの第3ゲームで2度のタイムバイオレーションを受けたマレーは「イライラから、あの後のポイントでは火がついた。あの判断には納得出来なかった」と心境を明かした。
「圭がリターンをミスしてくれた。そして、次にいいサービスが入った。次の圭のサービスゲームではブレーク出来た。自分は特に何かをしたわけではないけど、あそこは今日の試合の重要な瞬間だった」
第2セットを取りセットカウント1-1に追いついたマレーは、第3セットのタイブレークでは世界ランク1位の集中力を発揮して錦織に1ポイントを与えなかった。
「ほとんど戦略は変えてはいなかった。第2セットの序盤で彼(錦織)の悪いプレーでブレークを奪えて、そこから徐々に自信が高まった。彼は序盤と同じようなショットを打とうとしたけど、自分のショットが深くなったから、それが出来なくなったんだと思う」
第4セットに入ると錦織を圧倒し、2時間39分で試合に終止符を打ったマレーは「自分の方が結果的により安定していただけ。彼はタイブレークでかなり悪いプレーをしていて、いつもより不安定なプレーだったかもしれない」とコメントした。
「肉体的には最高の状態。今日は特に長い試合ではなかったし、長いラリーもあまりなかった。あまり良い感触で大会には入れなかったけど、ここまでいい勝ち上がり。これを続けたい」
準決勝では、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは、準々決勝で第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)をストレートで下しての勝ち上がり。
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