男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は8日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク107位の
F・フォニーニ(イタリア)は同57位の
J・ファーンリー(イギリス)に2-6, 3-6のストレートで敗れ初戦敗退となった。大会前に今季での引退を示唆し、母国で行われる同大会への出場はこれが最後になると明かしていたフォニーニは「本当に素晴らしい思い出がいっぱいだが、もう終わりだ」とコメントした。
>>【動画】フォニーニ 最後のイタリア国際、試合終了の瞬間<<>>大坂 なおみvsブズコバ 1ポイント速報<<>>シナー、ズべレフら BNLイタリア国際 組合せ<<>>大坂 なおみ、サバレンカら BNLイタリア国際組合せ<<37歳で元世界ランク9位のフォニーニは同大会17年連続18度目の出場。2017年には2回戦で当時世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)を破る活躍をみせ、2018年には最高成績となるベスト8を記録している。
フォニーニは大会前に今季での引退を示唆し、母国で行われる同大会への出場はこれが最後になると発表してこの日の試合を迎えた。
1回戦の第1セット、フォニーニは第1ゲームでいきなりブレークに成功するが、第4ゲームと第6ゲームでブレークされ先行される。
第2セットも、第1セット同様に最初のゲームでブレークに成功。しかし、第6ゲームと第8ゲームでブレークを許す同じ展開となり1時間20分で敗れ初戦敗退となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフォニーニのコメントを掲載している。
「彼ら(イタリアのファン)が大好きだ」
「コート上で情熱を、時には過剰なほどにまで発揮した男として記憶に残りたい。それが僕の生き方だった。自分の仕事を感じ、テニスを感じ、全身で感じていたんだ」
「嬉しいことに、ほぼ3世代とプレーした。モヤ、フェレーロ、サフィン、そしてBIG3世代ともプレーした。ヤニック(シナー)とカルロス(アルカラス)と対戦する機会もあった。勝つのは本当に大変だったが、一生忘れられない思い出になったので嬉しい」
「振り返ってみると、本当に素晴らしい思い出がいっぱいだが、もう終わりだ。もうすぐ38歳になり、素敵な家族に恵まれている。これからは家族を全力で支え、赤ちゃんを育てる時期だ」
勝利したファーンリーは2回戦で第29シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除ためベレッティーニはこの試合が初戦となる。
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証
■関連ニュース
・錦織 圭ら 全仏OP出場選手一覧・錦織 圭 アジア勢初の450勝達成・ジョコ「プレー続ける理由は…」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング