男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は日本時間11日(現地10日)、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が世界ランク99位の
M・ナヴォーネ(アルゼンチン)を6-3, 6-4のストレートで下し2年ぶり4度目の3回戦進出を果たすとともに、出場停止処分からの復帰戦で白星を挙げた。
>>【動画】世界1位シナー 復帰戦で白星!勝利の瞬間、安堵の表情<<>>シナー、ズベレフ、アルカラスら BNLイタリア国際 組合せ<<>>大坂 なおみvsスターンズ 1ポイント速報<<23歳のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝。しかし2月、昨年3月に禁止薬物クロステボルが検出されたことにより、2月9日から5月4日まで約3ヵ月の出場停止処分が決定した。
そのシナーは出場停止処分を終え、母国イタリアで開催される今大会から復帰。シナーが同大会に出場するのは2年ぶり6度目。最高成績は2022年のベスト8となっている。今大会はシード勢が1回戦免除のため、シナーは2回戦が初戦となった。
全豪オープンの決勝から約3ヵ月半ぶりの実戦となった2回戦、シナーは21本のウィナーを決めるなどブランクを感じさせないプレーを披露。相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークに成功し、1時間38分で復帰戦を勝利で飾った。
また、シナーはこれで昨年から続く連勝を22に伸ばしている。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載した。
「最高の気分だ。この瞬間をずっと待ち望んでいた。戻ってこられて本当に嬉しい。試合がないと正しいフィードバックを得るのはとても難しいので、まさにそれが僕に必要なことだった。今は試合そのものが最高の練習だと思っているから、とても嬉しい」
「今日の勝利は本当に嬉しいんだ。とても難しかった。彼(ナヴォーネ)は特にこのサーフェスでは本当に素晴らしい選手。ボールを動かそうと努力した。うまくいった時もあれば、もっと良くできた時もあった。もちろん、今日に関しては結果は重要ではない。今日は僕にとって素晴らしい1日だったから、とても嬉しいよ」
「こんなに早く良い感覚になれるなんて驚いた。持てる力のすべてを出し切ろうと努力した。それが僕にできる唯一のことであり、今僕がコントロールできる唯一のことだと思う」
「正直、感覚はかなり良かった。もちろん多少の浮き沈みはあった。それは普通のことだ。彼は素晴らしいテニスをしていた」
「今は良いフィードバックを得られたので、これを活かしてプレーできることを望んでいる」
勝利したシナーは3回戦でラッキールーザーで本戦入りした世界ランク93位の
J・デ・ヨング(オランダ)と対戦する。デ・ヨングは2回戦で第25シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
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