女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は7日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク177位の
S・エラーニ(イタリア)は同48位の
大坂なおみに2-6, 3-6のストレートで敗れ初戦敗退となった。試合後、エラーニはシングルスを引退することを発表した。
>>【動画】大坂なおみ 快勝で初戦突破!勝利の瞬間!<<>>大坂 なおみvsバドサ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、サバレンカ、シフィオンテクら BNLイタリア国際組合せ<<38歳のエラーニが同大会の本戦に出場するのは3年連続17度目。最高成績は2014年の準優勝となっている。
大ベテランのエラーニは、身長164cmでテニス選手としては小柄な体格ながら気迫あふれるプレーでこれまでシングルスのキャリアで9個のツアータイトルを獲得。2012年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では準優勝を達成しており、2013年には自己最高位となる5位を記録している。
近年はシングルスのランキングを落としているが、ダブルスでは現在も第一線で活躍。ダブルス世界ランキングは現在6位で、自己最高位は1位。キャリアで33度のツアー優勝を達成している。四大大会では女子ダブルスで9度決勝に進出して5度優勝。4大会全てで優勝しているほか、昨年のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)でも金メダルを獲得し、ダブルスで四大大会とオリンピックの全てを制覇する生涯ゴールデンスラムを成し遂げた。
また、混合ダブルスでも昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で優勝を飾っている。
そのエラーニはワイルドカードで今大会に出場したが、1回戦で前週のサン・マロ・オープン35(フランス/サン・マロ、レッドクレー、WTA125)で優勝を飾り好調を維持している大坂にストレートで敗戦。2回戦進出とはならなかった。
大会公式サイトは試合後のエラーニのコメントを掲載。エラーニはシングルスのキャリアに終止符を打つことを明かした。
「努力しているのに、体が思ったように反応せず、ショットが思い通りに飛ばないことを受け入れるのは簡単ではない」
「でも、これを受け入れなければならない。第2セットにはチャンスがいくつかあったのに残念だ。クレーコートだったからベースラインからもっと良いプレーができたはずだ。シングルスにも挑戦したが、やはりダブルスが最優先だ。今年はシングルス最後の年で、パリ(全仏オープン)がおそらくシングルス最後の大会になるだろう。来年プレーするかどうかは分からない。ダブルスの結果次第だ」
エラーニは今大会のダブルスに
J・パオリーニ(イタリア)とのペアで第3シードとして出場する。同ペアは1回戦で
ジィァン・シンユー(中国)/
ウー・ファン・シィェン(台北)組と対戦する。
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