男子テニスのレクサス・イーストボーン・オープン(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)は27日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク46位の
M・ギロン(アメリカ)を7-5, 4-6, 7-5の熱戦の末にフルセットで下し、ベスト4進出を果たすとともに、自身が持つ大会最多記録である3回の優勝を塗り替える4度目のタイトル獲得へ向けあと2勝に迫った。
>>PR 6/30(月)開幕「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>【動画】流れを引き寄せたフリッツのスーパープレー<<>>西岡 良仁、望月 慎太郎ら ウィンブルドン組合わせ<<27歳で世界ランク5位のフリッツは2019年、2022年、2024年に同大会を制しており、これは大会最多優勝記録となっている。
今大会は上位4シードが1回戦免除のため、初戦となった2回戦でフリッツは世界ランク57位の
J・フォンセカ(ブラジル)をフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。
一方、31歳のギロンは2回戦で世界ランク51位の
J・ファーンリー(イギリス)を下しての勝ち上がり。
準々決勝の第1セット、フリッツは第1ゲームでいきなりブレークを許したが、その後2度のブレークを奪って先行する。
しかし、第2セットでフリッツは攻撃的なリターンと粘り強いストロークを見せるギロンに2度のブレークを許し、このセットを取り返される。
迎えたファイナルセットでは両者譲らぬ展開が続いたが、第7ゲームでフリッツはギロンの放ったロブを股抜きショットで返球すると、その直後にドロップショットを追いかけウィナーを決めるスーパープレーを披露し会場を沸かせた。勢いに乗るフリッツは第12ゲームでブレークを果たし、2時間24分に及ぶ接戦を制した。
この勝利によりフリッツは、自身が持つ大会最多記録である3回の優勝を塗り替える4度目のタイトル獲得へ向けて、あと2勝に迫った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには、フリッツのコメントが掲載されている。
「ここには何年も来ているし、本当に大好きな大会。いつも気持ち良くプレーできるんだ。運よくこれまで優勝した年は風が少なかったけど、今日はすごくタフだった。自分の好きなスタイルのテニスができない中で勝てたのは嬉しい」
勝利したフリッツは、準決勝で第6シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。ダビドビッチ フォキナは準々決勝で第3シードの
J・メンシク(チェコ)を下しての勝ち上がり。
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