女子テニスで元世界ランク1位の
M・シャラポワ(ロシア)の最大のスポンサーの1つであるナイキは、8日にシャラポワへ下された2年間の出場停止処分を受けながら、今後もスポンサー関係を継続すると明らかにした。
スポーツ用品大手のナイキは、声明で「我々はまたマリア(シャラポワ)がコートへ戻ってくることを願っている」と語った。
シャラポワは、国際テニス連盟が選出した3人の陪審員によるテニス反ドーピング・プログラムの裁判で正式な処分が下された。
それは「パフォーマンス向上を目的として」メルドニウムを摂取したとの決断を下した。シャラポワは2006年からメルドニウムを服用していた。
このメルドニウムは今年の1月1日から新たに禁止薬物に指定され、全豪オープン期間中の1月26日に受けたドーピング検査で陽性反応が出ていた。そして3月初旬に自身で開いた会見で、メルドニウムが禁止薬物に指定されたことを知らなかったと語っていた。
3月の会見でシャラポワがドーピング検査で陽性反応が出たことを明らかにした時、ナイキは「調査が継続されている間は、マリアとのスポンサー契約を凍結する決断を下した」としいたが、同時に「今後の動向を見守る」とも加えられていた。
(STATS - AP)
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