【現地レポート】テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会2日目の23日、男子シングルス1回戦が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク116位の
S・ボレッリ(イタリア)との2日間にわたる試合を6-1, 7-5, 6-3のストレートで制して危なげなく初戦突破。この日は錦織にとってグランドスラムの勝利数が50勝目だったが「特に何も思わない。もうちょっと増やせるように頑張ります」と笑顔で答えた。
>>全仏オープン対戦表<<前日に行われた両者の1回戦は雨の影響で2度の中断を強いられ、この日へ順延となり、やや肌寒い中で第3セットの第4ゲームから始まった。
フォアハンド時の錦織
再開後について錦織は「リラックスしていましたけど、簡単ではなかった。昨日で終われたら良かった」と話すも「(今日は)早めに終われたのでホッとしています」と安堵の表情を見せた。
M・チャン(アメリカ)ら錦織陣営
前日、雨については「ボールが重かった。目には雨が入り、難しかった」とコメント。
2回戦では世界ランク40位の
A・クズネツォフ(ロシア)と対戦する。
ボールを追いかける錦織
両者は6年前に1度だけ対戦しており、その時は錦織が途中棄権した。クズネツォフについては「危険な選手。難しい試合になると思う」と警戒し「勝敗(対戦成績)はどうなっているんですか?負けた記憶がある」と述べ、会見場を笑いを誘った。
昨年の全仏オープンでは日本男子で1933年の
佐藤次郎以来82年ぶりとなるベスト8進出の快挙を成し遂げた。今年は悲願のグランドスラム初優勝を狙う。
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