男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は12日、シングルス準々決勝が行われ、大会史上初の4連覇を狙う第1シードの
錦織圭が世界ランク93位の
M・ククシュキン(カザフスタン)を6-2, 6-4のストレートで下し、4年連続ベスト4進出を果たした。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<試合前からククシュキンの強打を警戒していた錦織は、第1セットから主導権を握り、試合を通して1度もブレークを許さなかった。さらにドロップショットなど多彩なショットで翻弄し、世界ランク7位の力を見せつけてベスト4進出を決めた。
今回の対戦で錦織は対ククシュキン戦を5連勝とした。
準決勝では、第4シードの
S・クエリー(アメリカ)と対戦する。2010年の同大会で優勝を飾っているクエリーは、同日の準々決勝で予選勝者の
西岡良仁をストレートで下しての勝ち上がり。
もし、西岡がクエリーに勝利していた場合、男子ツアーで初となる準決勝での日本人対決となっていた。
昨年の同大会決勝で
K・アンダーソン(南アフリカ)にストレートで勝利し、自身初・大会史上初の3連覇を成し遂げた錦織。1997年には錦織の現コーチである
M・チャン(アメリカ)もタイトルを獲得している。チャンは、今大会には同行していない。
26歳の錦織は今シーズン、開幕戦であるブリスベン国際で4年連続のベスト4進出を逃すも、全豪オープンでは2年連続3度目の8強入りを果たした。
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