男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は8日、シングルス1回戦が行われ、第5シードの
D・クドラ(アメリカ)が
R・ラム(アメリカ)を6-4, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<今大会に初めてシード選手としてATP大会へ出場しているクドラは、第1セットを先取すると第2セットの第1ゲームでラムのサービスをブレークしてストレートで勝利した。試合を通して5本のサービスエースを記録したクドラは1度もラムにブレークチャンスを与えず、わずか56分の快勝だった。
ウクライナ生まれだが、現在はアメリカ国籍を取得しアメリカ人として戦っている23歳のクドラは、2015年が飛躍のシーズンだった。ウィンブルドンで4回戦進出、アトランタ大会ではベスト4入りを果たした。
「シードがつくのは最高のこと。
錦織圭(日本)のような選手と1回戦から戦わなくて済む。」とクドラは本音を打ち明けていた。
今大会に第1シードで出場している錦織は、大会史上初の4連覇を狙っている。
上位4シード選手は1回戦が免除されているため、2回戦から登場する錦織。その2回戦は現地10日に行われる。
世界ランク7位の錦織が今大会で優勝すると、1978・1979年、1983年・1984年に
J・コナーズ(アメリカ)が達成した4度の優勝に並ぶ。
錦織に続くシード選手は、第2シードが
S・ジョンソン(アメリカ)、第3シードが
D・ヤング(アメリカ)、第4シードが
S・クエリー(アメリカ)となっている。
また、予選を勝ち抜いて本戦入りした
西岡良仁(日本)は、この日に同じく予選を勝ち上がった
J・ドナルドソン(アメリカ)を6-3, 6-4のストレートで下して2回戦へ駒を進めた。20歳の西岡は日本期待の若手で、今年の初めに世界ランキングで自己最高位の116位を記録している。
(STATS - AP)
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