18日に開幕する今季最初のグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)は、昨年チャンピオンの
N・ジョコビッチ(セルビア)と
S・ウィリアムズ(アメリカ)が優勝トロフィーと共に15日に行われたドロー・セレモニーに登場した。
2015年、両者はそれぞれ3度のグランドスラム優勝を飾り、他を圧倒する強さでシーズンを終えた。今季に入ってから、ジョコビッチは開幕戦のカタール・エクソンモービル・オープンで優勝し昨年の勢いを継続させている。
ジョコビッチは、全豪オープンでこれまで5度の優勝を飾っており、決勝では負け知らずの成績を残している。
昨年の全仏オープン決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に負けた試合がグランドスラムでの唯一の敗戦で、グランドスラムでは27勝1敗の成績を残した。シーズンを通しても82勝6敗の成績を叩き出したジョコビッチの6度の敗戦は、1度を除いて全て決勝戦でのものだった。
ジョコビッチは全豪オープン連覇へ向けて1回戦で
H・チャン(韓国)と対戦する。シード選手が順当に勝ち上がると、準々決勝では2014年全米オープン準優勝者で第7シードの
錦織圭と、準決勝では過去4度の全豪オープン優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)と対戦する。第2シードの
A・マレー(英国)は、
R・ナダル(スペイン)やワウリンカらと共にボトムハーフに位置している。
昨年は、各大会の決勝戦で5度ジョコビッチに敗れていたフェデラーは、カタール・エクソンモービル・オープン決勝のナダル戦のスコアが、ジョコビッチとその他の選手との差がどれほどのものかを物語っているという。
「あれは驚きだった。トップ選手である二人があのスコアだから。あんな簡単なスコアはあまり見たことがない。あのノヴァーク(ジョコビッチ)の勝ち上がりはきっとそれほど驚きではないかも知れない。なぜなら彼はしばらくの間、絶好調を続けているから。もちろん彼は全豪オープンの最大の優勝候補なのは間違いない。」とジョコビッチの凄さを表していた。
(STATS - AP)
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