18日から開幕するテニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は15日、男子シングルス対戦表が発表され、第7シードの
錦織圭はトップハーフの上半分に位置し、1回戦では世界ランク34位の
P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦することが決まった。
錦織とコールシュライバーは今回が初の顔合わせ。現在32歳のコールシュライバーはキャリア通算6勝を誇り、2012年7月に記録した世界ランク12位が自己最高位となっている。
また、錦織とコールシュライバーは昨年12月に行われたテニス国際大会「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(通称IPTL)で同じジャパン・ウォリアーズのチームメイトだった。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は3回戦で第26シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)、4回戦では第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)か第17シードの
B・ペール(フランス)と対戦する可能性がある。
ツォンガと錦織は過去6度対戦しており、対戦成績は錦織から4勝2敗。しかし、直近では昨年の全仏オープン準々決勝で錦織がフルセットの末に敗れている。ペールとは昨年、全米オープン初戦と楽天オープン準決勝の2度対戦し、2連敗を喫した。
4回戦を突破した場合、準々決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する可能性が濃厚である。ジョコビッチは過去の全豪オープンで5度優勝を飾っており、今回は2連覇を狙っている。昨シーズンは四大大会で、全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンの3大会を制しており、今季の活躍にも期待がかかる。
さらに錦織がベスト4進出を決めた場合、準決勝ではトップハーフ下半分の第3シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する可能性が高い。フェデラーの山には、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第12シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第27シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第29シードの
N・キリオス(オーストラリア)らが位置している。
また、ボトムハーフには第2シードの
A・マレー(英国)、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードの
R・ナダル(スペイン)、第8シードの
D・フェレール(スペイン)ら上位シード勢。順当に勝ち進むと、準々決勝でマレーとフェレール、ナダルとワウリンカが対戦する組合せとなっている。
今回の全豪オープンで引退する元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)は、初戦で主催者推薦で出場の
J・ダックワース(オーストラリア)と対戦する。1回戦に勝利すると、2回戦ではフェレールと対戦する可能性が高い。
錦織以外で本戦ストレートインの日本勢は、
西岡良仁が
P・クエバス(ウルグアイ)、
ダニエル太郎が
L・ロソル(チェコ共和国)と1回戦で対戦する。
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