- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

セリーナ 会見時間わずか3分

テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は11日、女子シングルス準決勝が行われ、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がノーシードから勝ち上がったR・ビンチ(イタリア)に6-2, 4-6, 4-6の逆転で敗退する波乱に見舞われた。

>>全米オープン対戦表<<

セリーナは今大会、今季のグランドスラム全てで優勝を果たす年間グランドスラム達成がかかっていたが、その偉業達成を地元アメリカの地で絶たれることとなった。しかも、今大会で唯一ノーシードで勝ち上がってきたビンチによって阻まれた。

この日、1セットオールで迎えた第3セット、対戦相手のビンチは失うものは何もないと悟っていたかのようだった。それとは逆に、セリーナは負けられないという思いがこみ上げていた。そして、その思いがプレーにも表れていた。

第3セットのゲームカウント3ー3とした時、セリーナはダブルフォルトを2度も犯してしまった。今大会最速となる198キロのサービスエースを叩きだしてデュースへ持ち込むも、その後2ポイント連続でミスを重ねた。この試合、セリーナはトータルで40本ものイージーミスを犯していた。

マッチポイントでは、ラリーの末にビンチのハーフボレーがセリーナには届かないコートへと落ちた。その瞬間、セリーナの年間グランドスラムの夢が絶たれ、勝利の女神はセリーナに微笑まなかった。

27年ぶりとなる年間グランドスラム達成の決定的な瞬間まであと少しと迫っていたセリーナ。その瞬間を共有しようとセンターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムに訪れて待ちわびていた観客も、この日のセリーナの敗戦を想像する者はいなかった。

スポーツ・テレビ局のESPNで解説を勤めていたグランドスラムで18度の優勝経験を持つC・エバート(アメリカ)も「ただ、ただ、信じられない。」と、皆の気持ちを代弁する言葉を発していた。

もしこれが、これまでも苦しめられたトップ選手からの敗戦なら、もしかしたらもっと簡単に受け入れられたかもしれない。しかし、32歳のビンチは今大会ノーシードで勝ち上がっており、おまけにグランドスラムの準決勝の舞台も初めてだった。

「みんなに言ってきたけど、プレッシャーなんてない。プレッシャーなど、感じたことがないの。」と、どんな状況からも勝利をものにしてきたセリーナは語っていたが、この日のプレーはそうではなかった。

試合が進むにつれて、彼女の足はどんどん重くなっていった。軽快なフットワークは影を潜めると、正しいポジションでショットを打つことにも苦しんでいた。

全てが終わった時、セリーナは自分の気持ちを表すムードでもなかった。

「どれほどがっかりしているかを語りたくはない。それ以外の質問があれば、それには応えるわ。」と試合後の記者会見で話したが、その会見はわずか3分で終わってしまった。

自身のテニス人生でも、最も衝撃的な敗戦とも言えるこの試合から立ち直るには、セリーナにとってどれほどの時間がかかるだろうか。オープン化以降、グランドスラム最多優勝数となる22度の優勝を誇るS・グラフ(ドイツ)の記録まであと1つと迫っているセリーナ。その目標が、セリーナを奮い立たせてくれる魅力的なものの1つになるだろう。

セリーナのこの日の敗戦は、彼女の驚くような功績に何も傷を付けることはない。現役生活でこれほど終盤にきてから、このような活躍を見せるアスリートはほとんどいない。テニスでは確実にいないだろう。

セリーナが初めてグランドスラムで優勝したのは、18歳になる直前の1999年の全米オープンだった。それから16年後、今年7月のウィンブルドンで、自身21度目の四大大会優勝を手にしていた。これは、昨年の全米オープンからグランドスラム4大会連続の優勝だった。

この連続優勝のことは“セリーナ・スラム”と呼ばれているが、年間グランドスラムではない。

「ウィンブルドンで優勝できたのは、本当に嬉しかった。今年の3回のグランドスラムで優勝している。去年からは4大会連続でね。それはとても素晴らしいこと。とても前向きに思えることよ。」と、セリーナは笑顔を作るように努めていた。

そう語るとすぐに席を立ち、会見の場を立ち去った。その場にいた記者達は、セリーナの気持ちを痛いほど感じていた。

(STATS - AP)

アディダス

アディダス


■関連ニュース■ 

・セリーナ まさかの準決勝敗退
・セリーナ敗退でチケット暴落
・フェデラー、セリーナを激励
(2015年9月12日16時26分)

その他のニュース

9月18日

【速報中】内島萌夏vsボールター (20時40分)

日本崖っぷち 柴原瑛菜敗れる (20時27分)

望月慎太郎ら ジャパンOP出場決定 (19時37分)

ダニエル太郎 今季ツアー初白星 (17時39分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎vsウォン (16時11分)

二宮真琴ペア 強豪に屈し初戦敗退 (11時10分)

復帰後初白星で前年王者が初戦突破 (10時06分)

世界304位 第5シード破る番狂わせ (9時07分)

9月17日

ダニエル太郎 3年連続本戦入り (16時20分)

フォンセカ、フェデラーと緊張の初対面 (15時39分)

柚木武 元世界1位と複出場へ (14時44分)

エナン、日本開催Jr大会アンバサダーに (13時47分)

ジョコ 異競技の“超人”を称賛 (11時14分)

差別騒動の米選手 立場逆転で非難殺到 (9時34分)

40歳ワウリンカ 17歳新星に貫禄勝ち (8時15分)

9月16日

ダニエル太郎 シード撃破し本戦王手 (18時40分)

坂本怜 元世界16位に屈し予選敗退 (18時23分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎・坂本怜 予選1回戦 (14時00分)

大坂なおみ 3大会連続出場へ (13時49分)

全仏OP4強の22歳 ハードで初白星 (12時27分)

19歳大活躍 チチパスら撃破 (10時50分)

加藤未唯 今季20度目の初戦敗退 (8時06分)

9月15日

ルードが父に、婚約者の妊娠発表 (15時47分)

大坂なおみら 日本勢最新世界ランク (14時53分)

錦織圭ら 日本勢最新世界ランク (13時53分)

40歳ワウリンカ 最年長Vならず (12時14分)

デ杯 ファイナル進出国が決定 (10時51分)

17歳 今季最年少V達成 (9時21分)

烈火のごとき19歳 快進撃でツアー初V (8時18分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!